ゲーミングノートPCにSSDを入れ、案外安価だし簡単に取り付けて使用するまでの手順が踏めたので、レッツノートQVのSSD容量を多めの物に換装し、それで生じた256GBをドミノ移植のようにレッツノートRZに入れて容量を増量して使用している。
ストレージ容量に余裕ができたのでレッツノートQVでは使わなくなった手法に、足りないストレージの容量を補うためにSDのスロットに常時大容量のSDを入れてHDDの代わりに使用するというやり方がある。レッツノートRZのことは128GBしかSSDが無かったのでかなり重宝したし、256GBのQVでも窮屈感があったのでSDを使っていた。ただ、SDドライブの本体との相性が本家のPanasonicのPCなのに悪いようで、SDが謎のエラーを出して破壊状態になってしまうトラブルが頻発したのでレッツノートQVではSDを使わなくなっていた。
そもそもSSDが1TBもあるのに無理に窮屈なSDで作成したファイルを格納したり読み書きする必要は無く、SDをHDD代わりに使用する運用はレッツノートRZだけで行っている。ところが、このSD運用を改めて見直すような事案があった。羽田空港で滑走路に侵入した海上保安庁の飛行機が進入してきた日航機と衝突した事故である。衝突後に迅速な避難が行われたことは報道の通りだが、この脱出の際には手荷物は置いたままで避難する必要がある。
PCの場合、そこに残されたデータが他で替えが利かない重要なものであることが多く、セキュリティ上クラウドサーバーに保存するのはまずいようなファイルについては何かあっても一緒に持って逃げたい。そのような時に、PC本体だと置いていかなければならないが、SDならばスロットから抜き取るだけで大容量の数十GBのファイルを持ち出せるので、PC本体はどうなっても作成した大事なファイルは守ることができる。
読み書きの速度からすればSSDとSDでは勝負にならないし、バックアップ的な位置付けになるとは思うのだが、万が一の場合に備えてSDで常時ファイルをバックアップしておく運用に戻るべきかもしれないと思う。