旅行時に携帯電話を持っていくのが当たり前になったのはいつからだろうかとふと思ったが、目覚まし代わりとかスケジュール管理とか、PCが無くてもメール対応が最小限できるといった理由で使い始めた初期のころから使用していたことにふと思い至った。もちろん、その当時の端末のできることはたかが知れていたから、無くても事足りた。離島に滞在したときも持って行ったが圏外で、本土に戻ったらメール受信欄に何十通も未読メールが来ていたこともあった。当時使用していたのはPHS端末で、市とついている自治体なら大体圏内、町村離島になると圏外で、人口カバー率95%程度を謳っていた。その5%のところに滞在して、使い物にならなくて閉口したのだった。
今も、旅行時のPC携行はあくまでオプションだが、スマートフォンは持っていくようにしている。数日の滞在で数百枚も写真や動画を撮影しているし、場所の把握などにも使っている。その通信のためのwifiルーターも含め、旅行時には充電を考慮する必要が出てきたため、ちょっとした外出時も旅行時もUSBケーブルと電源アダプターを持っていくようにしている。以前だとmicro USBだったが、最近の端末はUSB type-Cのものが増えてきた。
wifiルーターは数年前からtype-C機器であるし、スマートフォンもOPPO reno 5Aを導入してからtype-Cになった。それでも持ち運ぶケーブルは従来のmicro USBのケーブルであり、type-Cはアダプターをつけて対応している。それはこれまで使用してきてケーブルのストックがたくさんあるという事情もあるが、モバイルバッテリーによる給電のサポートも利用しており、そちらの充電はmicro USBなので両方で兼用できるケーブルが必要という観点からtype-Cではなくmicro USBケーブルを入れている。
例えば、夜行バス移動時は手元のスマートフォンには電源アダプターと巻き取りコード式のmicro USBケーブルにtype-Cアダプターの構成で給電し、カバン内はモバイルバッテリーに接続したwifiルーターを入れておく。wifiルーターへのバッテリーは翌日取り換えて、給電しながら使える状態を保つ。これだとwifiルーターはバッテリーがかなり温存されるので、ホテルでは先にwifiルーターのバッテリーを充電しきってから電源をオフにしてバッテリーの充電を行い、寝ている間にスマートフォン本体の充電をする。最近はコンセントのところがUSB端子になっているところも多く、そんなローテーションをしなくても数本ケーブルがあれば一気に充電可能である。
OPPO reno 5Aを導入してバッテリー容量が増えた。ただ、そこまで長時間使えている実感はない。一日14時間くらい写真や動画を撮影しまくって、時々地図アプリを開いたりメールをチェックするなどして、バッテリー残量は25%程度である。これは以前のGalaxyとさして変わらないように思われる。GalaxyのときよりもCPUの速度や搭載メモリ量が増していたり、カメラがAI搭載かなにかになって処理が重そうだったり、バッテリー容量が増えたのは動作時間というよりは本体の消費電力をまかなう意味合いが強かろうから、そんなものなのだろう。
レッツノートQV用のUSB PDアダプターはすでに購入しているのだが、今後windowsタブレットを10インチのものに置き換えたらReno5a用も兼ねてUSB PDを導入する必要が出てくる。多分65Wのもので兼用できるとは思うのだが、それでもアダプターが大きいし、携帯端末向けの小さめの電源アダプターを導入することになるだろう。今のmicro USB主体で持ち運んでいるケーブル事情は変わるのかもしれない。