20000mAhの大容量を標榜するモバイルバッテリーを購入したものの、その大容量を活用する場をなかなか見いだせなかったのだが、先日やっと本格的に使用する機会があった。半日程度の日程で会議に出席したのだが、電源確保できるかはっきりしない中で手元でPCをつけたままにして資料の確認をしたいという状況が生じた。結果的には電源を利用しようと思えばできたのだが、用意してきたモバイルバッテリーにUSB PDケーブルを接続してPCに給電して使用した。
使用したPCはCHUWI minibook xである。資料を開きつつ、6時間くらい使用した。日程を終えて充電するときのモバイルバッテリー残量は約50%だった。minibook側はバッテリー駆動のときの省電力モードではなく、電源使用時のパフォーマンスモードだったと思うのだが、それでもそれくらいの時間使えた。TDPがレッツノートQVとあまり変わらないことから、翌日はレッツノートQVを接続して使用した。屋外で3時間ほどの使用だったが、普通に使えた。帰宅してからバッテリー残量をチェックしていなかったが、少なくとも電源落ちみたいなのはなかったのでminibookと同じくらいの時間は使えたのではないだろうか。
今回はminibookがどれくらい仕事で使えるか試すという面もあった。普段minibookを使っていると玩具感があって見劣りがしたり、キーボードの配列に癖があったりするのでレッツノートが恋しくなるのだが、いざ使用に集中するとその辺は気にならなかった。むしろ、この小さい環境で使えることがありがたかった。ただ、minibookのキーボードの打鍵感がやや硬いことは少し気になった。また、PowerPointなどで文字や画像のブロックをドラッグして移動させる動作が何度もうまくできずに失敗したり、ファイルを選択して名前を変更しようとすると開いてしまうなどのトラックパッドの使いにくさは感じた。これでマウスがあれば、USBコネクタがもっと使えればとか欲を出していくとレッツノートになる。
モバイルバッテリーとPCを一緒に持ち運ぶとかなり重量があった。PCもほとんどは筐体の頑丈さの担保のための構造部材とバッテリーの重量が本体重量なのだろうし、バッテリー重量が多いほど長時間使えるというある意味熱力学の法則的な側面もあるのだろうから、軽くて長時間使えるというのは成立しないのはわかるのだが、それでもかなりの重さだった。この辺りはトレードオフで、何に不満があって採用しないとか、不便は受け入れて利益を取るとかあると思う。モバイルバッテリーが重かろうが、10年前だとPCに給電できるバッテリーという概念がなかったと思うし、多少高価ではあるが、給電できることで電源アダプターが使えない環境でも使える時間を買える。
そして、汎用性のあるUSB type-Cで充電できるし、当然USBで充電する機材への給電にも使える。モバイルルーターへの給電も出来るので、ネット接続が寸断する心配をしなくてもPCもネットも使い続けられるのは力強かった。次の泊りありの出張ではモバイルバッテリーとminibookあるいはレッツノートの組み合わせで活用しようと思う。