めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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2025年のWindows10サポート終了を前に

WIndows10のサポート期間が2025年に終わる。その時期が迫っているためか、Windows11のアップグレード対象にならないPCが大量廃棄されると一部のネットメディアが書いている。そもそも、Windows10自体がずいぶん前からあるような気がしたので振り返ってみると、無償アップグレードを開始したのが2015年だったから、登場から10年でサポート終了なのは当然の流れといえばそれまでである。

Windows10は無償でアップグレードでき、無料だから胡散臭いとかユーザーエクスペリエンスを情報収集されて送信されるのが嫌とかの理由でアップグレードを拒否した者はその時点でMacLinuxに流れているはずである。その後登場したWindows11も同じようなスタンスのOSで、これも無償で利用できるので、Microsoftの無償OSの方針が気に入らないならばどこかで使用をやめているはずである。

器材面で見ると、第八世代のIntel CPU以降がWindows11のアップグレード対象で、アップグレードできないのはそれ以前のPCということになる。

その頃のPCはストレージがHDDしかないものがあり、Windows11はSSD運用でないと使えないのでアップグレード対象外となる。そもそもWindows7のころもそうだったし、Windows10の時点でHDD運用だと定例アップデートのたびにフリーズしてPCが使い物にならない現象が見られていたので、やっとWindows11で近代化されたといえばそれまでである。また、その当時のPCはメモリ4GBの構成がほとんどで、CPUの処理とそれを支えるメモリとデータの入っているストレージの読み書き速度が、「やっと」思考を中断しないで済む速度で動作するようになった今のPCから見ると力不足である。

元の構成は窮屈でも、逆に容量を増設したりストレージ自体を換装したりする許容性は当時の製品の方が高いだろうから、部分的にパーツを取り換えればアップグレード対象相当の性能のPCなのにアップグレードできないという不満をもつ立場には到達するかもしれないが、ほとんどの人たちは購入時の構成のままで最後まで使用するし、ネットメディアの大量廃棄の話で騒いでいる人たちも構成に手を付けていないと思うのだ。その状態で普通でも使いにくいであろう端末がサポート終了したら、それはほぼ製品の耐用年数満了だったり使用を中止して妥当な点なのだと思う。部品の寿命がそろそろ来る時点で、セキュリティ面も対策が回らなくなる。

私の使用しているレッツノートのうち、レッツノートQVは第8世代CPUなのでWindows11にアップグレードできて、そのまま使用している。ゲーミングノートPCもストレージをSSDに換装後にアップグレードした。レッツノートRZはWindows11のアップグレード対象外だったが、小型軽量なのでサポート終了はもったいないと思っていたが、いくつか設定を触っているうちにクリーンインストールでWindows11を導入できて使っている。使用していると、時々処理が遅くなってやや性能不足に感じるところはあるが、使えている。

検索エンジンからこのブログにくるユーザーは、レッツノートRZのWindows10サポート終了後にどうするかの対策に困っている者が一定数いるようだ。これまでの設定とかソフトの構成のままならば、Windows10でサポート終了まで使い続けるという選択肢がある。それでも第7世代くらいのPCでも製造から8年であるから、十分使った部類になる。それ以上使用したいならば部品の寿命のくる時期なのだから自己責任である。メーカーの保証期間だってそこまで長くない。クリーンインストールで構成しているソフトからドライバからwifiなどの設定を改めて入れなおす必要はあるものの、UbuntuのようなLinux系のOSやWindows11を入れる選択肢もある。

スマートフォンは2年程度でOSがサポート終了しても文句も言わずに次々買い替えるような人たちが、PCは何十年も使って当然というスタンスなのは理解に苦しむ。