めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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書くことが無いAmazonのレビュー

PC関係の物品を購入するときは、近所の実店舗でなるべく購入するようにしている。近所で値ごろに買える店が無くなっても嫌だし、ネット通販だと受け取りがすぐにできずに再配達になることも多く、コンビニ受け取りができないなら極力利用したくない。

それでも、時々Amazonで物を買う。購入してしばらく経つとAmazonのほうから品物への評価やレビューを促すようなメールが来るが、基本的にレビューを書き込んだことは無い。余程ひどいものでないかぎりは普通に使えている。だが、それ以上の物ではないので書くことが無いのである。ブログでは物を導入すると時々その内容を書いているが、どちらかというと導入する経緯やどう選定したかとかの内容が多くて、あとは以前の機種に比べると処理が向上したとかの内容が主で、大したことは書いていない。そして、それでよいと思う。

PCの場合は画面の先で扱っている文書なり動画なりのほうが重要で、それを扱っている機材は使用中にほどんと意識しない。それはスマートフォンでもタブレットでもそうである。そこで機材を意識してしまうのは、情報と向き合うときに没入感を断絶させられる時である。情報機器の性能が劣っていて処理が止まるとか、周辺機器だとなかなか認識されないとか接続がすぐに切れるとか、ケース類だとかさばったりして邪魔だとか、どちらかというと使用しているときにネガティブな反応を呼び起こすようなときに何かしらの感想を抱く。

情報機器周りではスムーズに起動できて、機材特有の操作の癖のようなものがなくてすぐに普段通りの処理ができていれば、使用に際して不満を感じない。そのときに機材は自己主張せず、情報を処理するための入り口に徹している。それはOfficeファイルだったり、ネット上のサービス利用だったりする。だから、ひところ流行したように喫茶店で重要事項を周囲に垂れ流ししながらノマドワーカーと称して仕事しているつもりになる自己陶酔が目的のような人からすると、PCとかスマートフォンの自己主張は大事なのかもしれないが、仕事内容が重要な人達からすると使用しているPCが期待する処理をきちんとできている限り、それを認めるレビューはできてもそれ以上の感想は持ちにくいのではないだろうか。

ある程度長時間駆動が可能なくらいの省電力性能を備えつつ、ストレージ容量もメモリ容量も潤沢な今どきのPCやスマートフォンだと尚更処理への没入感は増す。それを支える周辺機器も然りで、すんなり使用できて情報へ向き合うことを邪魔しない。かくして、レビューを書いてくださいと促されても書きようがないので手が止まってしまう。それゆえ、Amazonのレビューを見ていると、どうするとその感想を抱けるのかと不思議に思うようなものが目に付く。ポジティブな使い口ならばコメントしようがないと思うし、何かしら便宜供与を受けて書いたものではないかと疑ってしまう。かえって、使っていて支障をきたした部分が指摘されているとどの程度自己責任で対応可能か、そのうえで購入すべきか否かの参考になる。