今、これを新幹線の車内で書いている。タブレットとBluetoothキーボードの組み合わせである。タブレットを新幹線で使用するときに、スタンドで座席のテーブルに立てて、それにSurfaceだとキーボードカバーをつけて使用するのだが、今回は膝の上にキーボードを置いている。Surfaceではテーブルの奥行きが足りなくてタイピングしづらいらしいが、このタブレットは8インチなので奥行きは余裕である。
ところが、スタンドになるカバーの問題だと思うが、キーボードをラップトップのようなスタイルで置くとBluetoothの接続が切れて使用できなくなる。キーボードを置く位置がタブレットを立てているカバーの一部の部分にかかるが、カバーを閉じたときに留める磁石を受ける側に付着させる鉄板が入っていて、Bluetoothキーボードが反応しているようである。キーボードの側も鉄板につくような反応を示すので、折りたたみのメカが開いたと感知するのに磁石を使っているのだろう。
仕方ないのでカバーから離した位置で使用するのだが、そうすると小さいタブレットとはいえ置いているテーブルが窮屈であるし、膝の上にキーボードを置いて使っている。膝の上は幅が半端で、使っていると畳む形態に折れ曲がってしまったりして不安定なので、打鍵するときにあまりキーボードに力をかけられないが、軽いタッチでタイプすると比較的安定して使用できる。
タブレットが380g、キーボードが190gであるから微妙にレッツノートRZが重いことになる。モバイルバッテリー220gを入れるとほぼレッツノート程度の重量になるのだが、手で持ってみるとレッツノートの比ではないような重さに感じる。個々の機材にバッテリーが入っているのですべてが重く感じるのだろう。レッツノートRZはキーボードのパームレストの下のあたりで、薄めに広い面積のバッテリーパックが配置されている。これで重みが分散されて持った感じがそこまで重く感じない。そのレッツノートRZも持ってきている。
すべてを荷物に入れて背負ってみると重いのだが、そこまで苦痛には感じない。過去に携帯していたPCは電源アダプター含めてタブレットとPCのセットの重量を上回っていたので、ここ数年の荷物が軽かったのである。PCを持ち歩こうとするとこれくらいの重量が普通なのである。高機能な割に軽量なレッツノートに慣れてしまって重量感覚がその辺のPCを持ち運んでいるユーザーとはズレているのかもしれない。