めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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マイナンバーカードとスマートフォンで確定申告

昨年ようやくマイナンバーカードを取得したはよいものの、その便利さを実感しないままで今に至っていたのだが、最近になってようやくその利便性を実感することができた。それが確定申告である。

従来でもマイナンバーカードでweb上での申告は可能だったが、専用のカードリーダーが必要でハードルが高い印象だった。最近になってやたらとマイナンバーカードを政府が推奨するようになっても、まだカードリーダーがないと何もできないと思っていた。それで今年の確定申告も従来通り印刷したものを郵送する予定だった。

ところが、マイナンバーカードでの確定申告方法を見ていくと、スマートフォンについているNFC機能でマイナンバーカードを読み取ることでシステムにログインして使えると知った。マイナンバーのアプリもあるわけだし、そうやって読み取っていたわけである。確定申告の書類提出は、あらかじめPCで作成していた確定申告データをweb上で改めて読み込ませて電子的に提出すればいいのだという。

実際にログインしてみると、カードの読み取りのところで何度かエラーが出たり、それぞれの情報のマイナンバーカードとの紐づけでとる必要もなかろう(便利に一元化したいから利用するのであって、個々の情報にいちいち一元化の同意など必要ない)同意をいちいち取らされたりして、時間がかかるし途中でやめたいほどに面倒だとも思ったのだが、なんとか社会保障情報とかの紐づけを終わらせたらあっけなく電子提出できた。

ここまでで終われば便利で楽なのだが、追加で納付する必要があって、そこからが面倒だった。その納付手続きのためには書類の最後のページに振替依頼書やコンビニ納付だと店頭端末用のQRコードがあり、それを印刷して提出したりコンビニの機会に読み込ませてレジで処理する用のレシートを印刷させてから納付する必要が出てきた。肝心なところで紙を印刷したり郵送提出する必要があって、そこで電子化が止まってしまう。実際にコンビニの端末で使ってみると、このバーコード面の印刷をしなくてもスマートフォンの画面で拡大表示すれば済んだかもしれないとは思う程度のあっけない納付だったが、やはりの印刷を求められるのは面倒である。

電子化を推進しているのに、肝心なところで紙の書類が出てきて流れが止まるというのはほかでもよくある。最近だと、鉄道のチケットレスが進んでいるが、運行が遅延した場合の振替乗車票は紙の切符を持っていないと適応対象とならない。交通系ICカードだと入場した駅で出場することはできず、改札内に入ったところでアクシデントに遭遇すると先に進めず離脱もできない状態になる。中途半端な電子化は思わぬところで手順を最初から再開するのと同レベルの面倒事をもたらす。