数日間の出張を前に、携帯するPCをレッツノートQVにするか既にPowerPointファイルは作成済みで先方のPCで使うことは確定しているのでUSBメモリだけ持っていき、何らかの用途で需要が生じたときのつなぎとしてレッツノートRZやandroidタブレットを持っていくというもう一つの対応を考えていた。それで、タブレットを持っていく場合の対応としてBluetoothキーボードの携帯性に優れたものが店頭で手に入らないかと思って家電量販店に見に行った。
ある量販店に行ったところ、そこまで高価ではない商品が置いてあったのだが、実際のところは売り場に吊るしてあるのは商品の箱だけであり、品物は取り寄せ配送というシールが箱に貼られてある。よく見ると、売り場の品物でかなりの割合のものが箱だけ展示で商品は取り寄せというものだった。
品揃えが充実していると思ったら、箱だけという偽装である。店舗に行くメリットはすぐ物が手に入るからであって、多少高くても店に行くメリットはそこにあるのに、行ってみると在庫の無い抜け殻のような状態である。据え付けが必要な大型家電ならばそこに在庫を置く必要は確かに無いが、そこまで大きいものでもないような小型の電子機器でもその理屈を適用すると不便である。
要するに、店で見てネットで買えというメッセージなのかもしれないし、物を店で買うという行為がオワコンという証左なのかもしれないが、ネットのサービスでは大手が大体一人勝ちになる構図であり、家電量販店の販売サイトは商品の検索がしづらくて出遅れている。彼らが何をどう売りたいのか、よくわからなかった。
その後、もう何店舗か見て回ろうかと思ったが結局やめた。大人しくレッツノートQVを持っていき、今後PCを携帯するライトな用途に備えてRZを持っていくようにするか、UMPCでも買うことにした。