WIndowsタブレットのころに重宝していたのがOTGケーブルである。micro USBケーブルの一端がUSB type-Aのコネクタになっていて、USBメモリなどを接続して使うことができた。タブレットだけでなく、スマートフォンでも使えた。
今のスマートフォンやタブレットはUSB type-Cコネクタである。type-C端子でも使えるOTGアダプターは以前に購入していたが、何回か使っているうちに抜き差しでコネクタの部分が根本の接点のところから抜けてしまって使えなくなった。それ以来、普通のUSBケーブルでPCと接続したり、micro USBのOTGアダプターにtype-Cアダプターを付けて使用したり、無理な使用法で使ってきた。
USB type-Aからtype-Cへの変換アダプターは以前は電気街で300円くらいで購入したが、今はそれが100円ショップでも売っているらしいと知った。そもそも、type-C搭載の端末が増えて、メーカーの流れとしてもtype-C端子に統一する方向で動いているらしいし、それでレアになりつつあるmicro USBの製品が安価なのに普及しているtype-Cの製品が高価なままな訳が無いから当然の流れなのかもしれない。それで、先日その辺のダイソーをのぞいてみたら本当に100円で変換アダプターが売っていた。以前にすぐ壊れた教訓があったので2個買った。
さっそく、アダプターでEGBOK P803にデータを転送した。アダプターの認識は再起動しないとされなかったり、認識まで時間がかかったり、若干動作にムラがあるのが気になったが、64GBのUSBメモリをアダプターを介して接続して、フォルダごとタブレットのストレージに転送することができた。EGBOK P803に転送したWordファイルをOffice365で開くと、確かに先日PCで作成した通りの文書がそこに表示された。
EGBOK P803でUSBケーブルでPCと接続しても、データが転送できない不具合がよく起こるので困っていた。一方で、OTGハブなどを接続してUSBメモリで転送すると上手くできることも分かっていた。それで、ハブほどの大げささは無いが、簡潔にUSBメモリと端末で接続してデータをやり取りできる体制があったら便利ということでアダプターに手を出した。意識してそうしているわけではないが、AndroidタブレットをPC的に使う環境が整ってきている。