持ち運べる端末の選択肢がそれしかないという消極的な理由もあって、EGBOK P803を相変わらず触っている。
安いAndroidタブレットは10年くらい前にも使っていた。当時、大量のPDFを閲覧する必要に迫られて購入した機材であり、搭載されているOSがandroid2.3だったり、標準搭載のアプリが使い物にならなかったり、CPUの処理が貧弱だったりしてPDF以上の用途には活用できずに終わった。それで、Androidタブレットにはあまり良いイメージを持っていなかった。
EGBOK P803はそれよりも安価な端末であり、かなり警戒して損してもいいと思える額だと思って買った面は否定できない。そのタブレットだが、案外使えそうだと感じている。Androidのスマートフォンが実用的に使えるようになっているし、その中で下手な低性能のスマートフォンよりはましな処理力だったり、最新のOSで使える業務用端末であるから、使えるのは当然なのかもしれない。
購入後、あれこれアプリを試しては削除を繰り返している。お絵かき系は使い物にならないが、動画編集アプリは案外使えそうだったり、OfficeアプリもGoogleのものは再現性や機能がイマイチだが、MicrosoftのOffice365アプリは普通にEGBOK P803でも動作して再現性も高いとか、横画面でTwitterアプリは使いにくいとか、スマートフォンより大きな画面の端末を使った時の良し悪しを確かめている。
10年前に使っていたタブレットの悪印象に比べると、全く別物に感じるほど実用性が増している。スマートフォン以前の従来型携帯電話で狭い液晶画面で動いていたブラウザとかメール機能のような、電話機の通信を利用した付属機能的なものからスマートフォン端末のコンピューター的側面が生きるようになっている。ストアから入手できるアプリがしっかりしたものが多いし、元々の基本アプリもメールにせよブラウザにせよスマートフォンやPCの使用感に近くて、使っていて悪くないと思えるようになった。
