ブログにEGBOK P803のエントリ目的でアクセスする数がまた増えていると思ったら、イオシスで中古品のEGBOK P803の販売をしていた。それで購入を迷っている人たちが見ていたのだろう。
私の場合はEGBOK P803は購入したが、なかなか持ち歩く機会がない。リュックでPCを運んでしまえば重量の負担感はそれほどなくてフルサイズの処理を出来てしまうし、タブレットでできることはスマートフォンで出来る。そこで積極的に持ち運ぶ理由はない。
しかし、全く使わないわけではなくてBluetoothキーボードを購入して文字入力に備えたり、アプリをアップデートしたり、すぐに持ち出して使用できる体制は整っている。先日は、目下締め切りに追われて連日PCを持ち運ぶ原因となっているPowerPointファイルをこれで編集しようとしたのだが、普段使用しているUSBメモリを読み込ませようとしたところエラーが出てしまった。必要なデータを改めてコピーする気にもならず、フォーマットしたくなかったので肝心の編集したいファイルをインポートできず、結局PCを使うはめになった。
ちなみに、SDやUSBメモリをOTGなど経由してEGBOK P803が認識すると、写真やドキュメントや音楽のフォルダが勝手に作られる。正直邪魔だし迷惑な機能であるが、もともと本体のストレージが潤沢には無い端末なので、初めからデータの収容先をSDなどに振り分けるように自動的にフォルダを作る仕様なのかもしれない。
購入して使い物にならなかったら困るが、その点は安心である。その辺の値段の安いAndroidタブレットと違って、EGBOK P803の場合は初めから使命を帯びて日本に投入されている。即ち、フードデリバリーの注文を飲食店側で受け取るための端末としての用途である。店内での使用が前提だから、画面の輝度調整は手動でも困らないわけだが、そのほかの通信や最低限業務に必要なアプリを動かすだけのスペックは備えている。
競合はiPad miniだろうか。あれこれ機能としては足りないとは思うが、PDFを閲覧するとかGoogleドキュメントでファイル編集するとかの用途では実用性はある。AdobeReaderはWindowsタブレットでPC用のリーダーで表示するときと違って、余計なメニュー項目が表示されず閲覧できるのは助かる。容量が数十MBの画像や動画ファイルがちりばめられたPowerPointファイルでも開けて表示再現性も高かったので、いよいよPCが無い状態で必要に迫られても仕事にも使える。(編集する場合は動画や一部書式は消えてしまうらしい)
正直PCと比べると魅力が薄くてPCを持ち運んだ方がいいが、Windowsタブレットのような緊急避難的な用途として持ち運ぶときには思っているよりも役立ちそうである。
