イオシスで売られていた、フードデリバリー企業が撤退して流れてきた店舗用端末のAndroidタブレットEGBOK P803を購入して数か月経つ。Windows8.1のタブレットがいよいよ年明けにサポート終了となるため、その代わりに持ち運ぶことを前提にしていた。タブレット単体では入力しづらいということもあって、折り畳み式のBluetoothキーボードも購入した。
だが、結局使用頻度は低いままである。ここ1か月ほどはあれこれとPowerPointの資料を作成していたのだが、ちゃんとしたMicrosoftのOfficeを使用したいのでPCばかり持ち歩いていた。出張でもAndroidタブレットは話にならないのでPCを持ち運んでいた。そして、リュックなので案外重量的な負担感は感じなかったし、それで資料作成は捗った。
一度、タブレットのほうでPowerPointファイルを編集しようとしたことがあった。表示の再現性は高かった。それでも、動画などが再生できなかったりフレキシブルさには欠けた。そのため結局PC使用に戻った。レッツノートQVは持ち運んで画面も性能も使用に耐えるPCの性能なので便利だった。あちこちとメールでやりとりしながら、資料を仕上げていく。ブラウザでGmailを表示しながら同時に作業する。過去の資料の内容を流用するために複数ファイルを開いたり、図版をいちから作成するために画像編集ソフトを起動して使う。
この一か月、持ち運んだレッツノートQVは便利だった。そして、そこにAndroidタブレットの出る幕は無かった。ただ、それは分かっていた。音楽を聴く機能がスマートフォンに移ってからは、Windowsタブレットもほとんど持って歩くだけで使用する場面はなかったし、持て余すことは分かっていたがスマートフォンのヘルプ代わり的なポジションだったから、必要な時は電源を入れて使えればいい程度でそこまでの実用性は求めていないと言えばそこまでである。
少しでもヘルプになれば助かるが、Androidアプリはアップデートがある場合はそれをインストールするまで機能が使えないものもあって、こまめにネット接続して更新しなければならず面倒なところがある。これまでWindowsタブレットでそうしていたように、PDF閲覧の用途として使う道は残っていそうである。
