めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

ADs

手堅く使えるPC

2022年秋モデルでレッツノートSRという新機種が登場した。サイズとしてはレッツノートQVと大差ないし、バッテリーの持続時間も大差ないのだが、若干軽量化していたり画面サイズが少し大きくなっている。QVを使っていると画面のベゼルはRZより狭くとってあるし、これ以上画面を広くする余地はなさそうだが若干インチ数は上がっている。

RZからQVに移行した時にコネクタ類や電源ボタンの配置が左右で変わっていて周辺機器の配置を変えるのが大変だったのだが、今回も電源ボタンやアナログディスプレイ端子の配置がQVと左右異なっている。さっさとHDMIに移行しろということだろう。それから、どうでもよい機能・・・後方からの覗き込み感知機能がついている。正直、守秘性の高い業務内容を衆目に晒されるところでするのは賛成できない。

一方、目を引いたのはUSB tyoe-Cの端子が2つあることで、従来のUSB端子が3つとtype-C端子が2つある。これは地味にありがたい機能である。他社の製品も今後はtype-C端子複数搭載が増えると良いと思う。本体にコネクタはついているのだが、type-Cに多機能ハブを接続するだけでディスプレイを接続し、有線LANにつなげられ、その他USB機器も使用できる。そして、USB tyoe-Cを介した汎用性の高いUSB PD充電もレッツノートQVからはできるようになっていたが、そのへんの多機能ハブを使っている間はコネクタがふさがるのでUSB PD給電できないというデメリットがあった。私の場合はPD充電を優先して、多機能ハブは使っていない。

あれこれ機能拡張したい場所というのは大体長時間据え付けて使うような場所であり、職場のデスクとか自宅とかがそういった場所である。そこでデスクトップPCもどきで使用したいときに、ディスプレイやイーサネットケーブルをハブに接続した状態にしておいて、拡張ドックでも接続するかのようにtype-C端子にハブを取り付けたり外せば各機材をコネクタに取り付けたり外したりしなくても手軽に周辺機器を一気につけられる。

ただ、こういった機種は単体でPCを持っていく場合に個々のコネクタが本体にある強みが生きてくる。出先のプロジェクターにつなぐ場合に、外付けでコネクタが必要なMacSurfaceのユーザーが対応できるコネクタが無い状況になったり、接続しても相性が悪くて映らないとか難儀することがよくある。HDMIではないコネクタしか使えないプロジェクターもいまだに使われている。PCの好みは自分で選べても出先で映像出力できる端子は選べないし、セキュリティ対策で有線LANでしかネットワークに接続できないところもある。自分の都合ではなく、出先の都合に柔軟に対応できるPCは仕事で安心して持っていける。

歴史の長いブランドで、かなりハードに使用するユーザーが多いからか、ヒンジ下のゴム足とか細かいところに使いやすくするための工夫が隠れている。流行りに乗らないので野暮ったいと感じるデザインと思うことも時折あるが、何年たっても陳腐化して見劣りする感じにならない手堅い作りである。