先日CDを買った。配信が嫌いなのでCDである。あれこれ聞きたくて、7枚くらいアルバムCDを買った。買ったはいいが、その後の扱いが面倒である。自宅にはCDプレイヤーが無い。厳密にはかなり前に購入したポータブルCDプレイヤーがあるのだが、リモコンの接触が悪かったりして随分使っていない。もっぱらPCの光学ドライブで取り込んで、mp3化して楽曲情報を付加してフォルダに分類してからスマートフォンで聴くようにしている。
ただ、それもちょっと前の話で今のPCは光学ドライブがついていないことが標準になっていて、いちいち外付けで取り付けないといけない。ドライブをつけてCDを一枚一枚入れて、楽曲情報を足すというプロセスが面倒で、まだ梱包を開けていない。スマートフォンまで入れてしまえば聴けるし、Bluetoothスピーカーでより良い音で聴くことも可能なのだが、そこまで行かない。
スマートフォン側も、収録する楽曲が増えすぎたのでアーティストごとのフォルダを作ってファイルを整理してみた。確かにそれで整理できるのだが、今度は細分化されすぎていちいち楽曲を探したり、適当にあれこれ合わせて聴くといった使い方ができなくなって、聴くのが面倒になってあまり聴かなくなった。
PC側ではめっきり音楽再生しなくなった。windows標準のプレイヤーはイコライザ設定は設定画面を閉じるとリセットされてしまうし、イコライザアプリを起動しないとイコライザが使えなかったり、不便だからである。そして、それで設定した音質もいまいちでそれで聴き続けるのが苦痛で途中で聴くのをやめてしまった。Windowsタブレットを使っていたころは、プレイヤー機能を結構使ったのだが、最近は全く使っていない。
テレビは見る時間が無いし、液晶テレビは高い印象なのでそこまでして買う必要もないと思ったままずっと年月が経過して、結局持たないままで暮らしている。ラジオはあるがつまらない話題ばかりだし、ほとんどスイッチは入れない。緊急時に備えて持っている。音楽プレーヤーはCDプレイヤーからPCを経てスマートフォンになった。ニュース関係は日経のニュースメールを利用していたが、今はアプリでヘッドラインだけでなく詳細も読める。使用していた携帯電話はPHSで、webは文字化けするしカメラも無くQRコード応募も写真撮影もできず、様々な機会を逃していて社会から疎外された感が半端なかった。
スマートフォンがあれこれ市場を奪ったとか言われている。ビクターはビデオカメラの製造をやめるそうである。それでも、個々に端末がばらばらだった頃は不便だったし、あの時代に戻りたいとは思わない。CDを見ると、新しい楽曲が聴けるという楽しみはある半面、その当時の嫌な思い出が色々蘇ってくる。早く取り込んでCDは仕舞おうと思う。
