めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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長期滞在に備えた荷造り

近々、5日ほど泊まり込む出張が控えている。こういった機会に備えて、携行する荷物をあれこれ検討してきた。活用するので持って行ったほうが良いとか、案外使わないので無くてよいとか、無くて困ったので備えたほうが良いとか、必要なものを重点的に持っていけるようにノウハウを蓄積している。

今回は、PCとタブレット端末を両方持っていこうと考えている。荷物としては重いのだが、基本的に滞在するホテルから現地に赴く形式になるので、使わないときは置いておけばよい。PCもタブレットも使う。年度末に作成し提出しなければならない書類はPCのほうが処理に適している。資料を見るならタブレットがよい。情報端末のネット接続用にwifiルーター、今回は一日ホテルに帰るまで電源のない環境のため、モバイルバッテリーも必要である。

宿泊先では充電ができるように延長コンセントのほか、USB電源アダプターはPDのもの以外にももう一つ持って行って、ケーブルも多めに用意する。着替えは日程の半分の3日分持っていき、洗濯して後半は対応する。荷物量が多く、重くなりそうである。場合によっては鞄を分割して複数持っていく可能性もある。ホテルの髭剃りや、洗体用のタオルは当てにならないので持っていく。大体荷物の構成はそんな感じにしようと思っている。今回は不要な荷物はほとんど無い状態で現地に行くことになりそうである。

PCはレッツノートのRZにするかQVにするか悩んでいる。書類作成といってもそこまでマシンパワーを要しないし、図版が必要になるような作業は戻ってから対応すればよいので、レッツノートRZにUSB PD用のケーブルと電源アダプターの構成でもよさそうだが、メールなどで頻繁に使用するブラウザを通してのネット利用時の処理がやや遅い感じがするのでそろそろQVの重量に慣れたほうが良いかもしれない。タブレットはRedmi Pad SEを持っていき、PDF閲覧のほかPCのセカンドディスプレイとして使用したい。

最近、何かあるとすぐにスマートフォンを使うようになったからか、購入して2年経過したからか、スマートフォンのバッテリーが急速に減るようになった。正直、あれこれアプリを導入していればそうなるかもしれないが、そこまでスマートフォンアプリに依存する生活はしていないので標準搭載のものにプラスアルファ程度しか使用していない。バッテリーが減るとはいっても一日使い通せるが、スマートフォン以外の物でも用事に対応できるように用途を分散するなど対策するうえではタブレット端末を使い慣れたい。

まだ騒いでる、徳島県県立高校タブレット故障問題に思うこと

徳島県の県立高校で2021年から使用し始めた中国のChuwi(ツーウェイ)社製のタブレットがバッテリーの膨張や充電後にバッテリーが持たないという不具合が頻発して、問題が報道された後もどんどん不具合のある機材が増えて代替機の充当も進んでいないという。

この問題が報じられたころから、私は徳島県の対応にはかなり批判的な見方をしてきた。情報機器は経年劣化する部品やセキュリティ対応の陳腐化で消耗品のような位置付けで捉えるべきであるし、教育への貢献度が明確でないままで事業が推進されているからである。

冷房も無いような教室で毎日充電して使っていればバッテリー膨張するだろうし、スマートフォンだって2年も使っていればバッテリーが劣化するのは当然である。それを不具合のように大騒ぎするのは見当外れである。また、バッテリーの劣化のほかに性能が陳腐化する。処理する情報内容はさして変わらないものの、扱う動画や画像の高画質化で通信量が増えたり表示にマシンパワーを要するようになって、数年経つと動作が遅いと感じるようになる。タブレットはバッテリーの持続のために消費電力を抑えているので、なおさら処理が遅くなる。さらに、OSのアップデートや部品それ自体のセキュリティ対策が時代遅れになってサポート期間が終了することもある。だから、バッテリーが膨張せず数年使えても、そのときには時代に合わない重い板になっている。教育の名目で数年間使用するにはタブレットは力不足である。

報道では調達業者の四電工の問い合わせに対してChuwiからの回答は無いという。情報機器を駆使して徹底した監視社会を構築しているディストピア未来都市でデジタル先進国の中国からすれば、デジタル未開の地の原住民が見当はずれな何かを言っているくらいの感覚になるだろうし、過酷な使用の末の消耗部品の経年劣化に補償を求められても相手にしないのは当然である。

思い出されるのは1990年代前半頃のPCである。省スペース名目でラップトップPCを使うと性能が低くて使いにくいという指摘が当時はあった。実際、当時のノートPCはディスプレイがモノクロだったり、フロッピーディスクドライブが一つだけだったり、ハードディスクが搭載されていないものが多かった。単に小さい筐体でPCのOSやソフトが動くだけの端末であり、デスクトップPCに比べると劣っている面が多かった。今ではデスクトップPCが液晶画面になったり物理メディアのドライブを省略したりラップトップPCやタブレットのような作りになっているが、徳島県の学校のタブレット端末のようなものに関して言えば、昔のPCの事情と同じく通常のPCに比べれば劣っている面が多い。それを通常のPCばりの内容を課して、置く場所が無いので小型省スペースのPC替わりに使用していると、無理矢理使用していることによる負の面ばかりが浮き彫りになる。

また、タブレット不具合騒動が報じられた当時の徳島県の対応がそうだったし、そしてその後今に至るまで変わらないのが、結局タブレットを導入して教育現場で何をしているのかとか、教育にどのような効果があるのかとか、そもそも本当に教育にタブレットが必要なのかという根本的な話が全く出てこないことである。これは当時からずっと気になっていたことである。県側は意図的とも思えるほどに教育内容の事には一切触れずに、調達した数に対して故障で実際に現場に充当されている数が不足しているという「数が合わない」ことばかりを問題視している。マスコミの報道もそうである。

要するに、教育内容などどうでもよくて、国から補助金が下りるなどの事情があったので地域の業者に利益を与える目的の公共事業としてタブレット導入をしたのである。ところが、タブレットにはよくある経年劣化が進行して、公共事業では重要な帳簿上の整合性が取れていて予算が適正執行されている体裁を保てなくなって、県庁の責任問題になったり中央官庁から問題視されるという危機感から大騒ぎしているのであって、学校教育など公共事業のための方便でありダシに過ぎないのである。だから、現場の生徒の声は全く上がってこないのである。

タブレットが故障して教育ができないなら、その時間で普通の紙の教科書の教育を強化して、内容をもっと理解させてはどうだろうか。卒業までに知っておいて欲しいことが全く行き渡っていないから、ありえないデマに騙されて健康を損なったり特定の土地に差別的な言動を吐いたりするのだから科学リテラシーを身に着けさせるとか、タブレット以外にすべきことなど沢山思いつくはずである。徳島県タブレット問題で浮き彫りになったのは、「あの」中華タブレットが案外2年経過しても使えているという事実と、徳島県庁や徳島県教育委員会は教育現場で本当にすべきことは無視してタブレットに現実逃避しているという事実ではないだろうか。

Gmailの空き容量が逼迫

現在、メインでGmailアドレスを使用している。使い始めたのが2011年11月だから、そろそろ13年近く経つ。今も業務関連のメールの転送先に設定しているし、そもそも業務関連もGmailでやり取りするなどしている。また、今となっては無料のメールアドレスのサービスはかなり衰退したが、サービス終了時にデータを移行している。最古のメールはgooメールを使い始めたころの2002年のものが残っている。

携帯電話の中途半端なメールが嫌いだったので、やりとりは専らPC用のメールを使っていたこともあって、メールボックスに過去から今に至るまでのメールが蓄積されている。そのおかげでかなり前のやり取りの内容も検索窓から検索して探して来れたり、永年使用してきた蓄積が役に立っている。

それほど蓄積できるほどにGmailは他のサービスに比べて当時でも数GBとメールボックスの容量が十分あった。当時はテキスト中心のやり取りだったし、容量が今後も増えるという話だったので、不要なメール以外の物は削除することなくそのまま保存して使ってきた。ところが、ここ3-4年のあいだに私の方で用途が少し変わった。添付ファイルとしてややサイズの大きい画像ファイルやショートムービーを送受信することが増えた。もちろん、添付ファイルには28MBくらいの容量上限があるのだが、添付ファイルがついたままで返信を何度も繰り返したりして、その記録がメールサーバーのスペースに置かれるようになると容量が逼迫してくる。

そして今週、Gmailの容量が半分に達したという通知メールが届いた。半分なので今のペースでやり取りしてもまだ数年はやり過ごせるといえばそうなのだろうが、容量の逼迫を意識しながら使用するのは不安が伴って面白くないし、いよいよ小手先の手法では膨大な容量のファイルをあちこちにエクスポートするような余裕もなくなってしまうということもあって、何とか不要なファイルを削減することにした。

まず、受信トレイでソーシャルとかプロモーションとかカテゴリー付けされているところを見てみると、かなり未開封のままで放置されているダイレクトメールがあったり、すでに退会しているサービスを利用していた時の会員登録の通知などが残っていた。それらを削除したが、ほとんど空き容量は変わらなかった。次に、送信済みフォルダの内容を一括削除した。これが使用開始以来の内容が何千通も蓄積していて、消すのは大変だったのだが中には添付ファイルがそのまま残っていて、完全削除後の空き容量を見ると15GBの全容量の1/4まで空き容量を増やすことができた。

このペースならあと12年くらいは今と同じようなメールのやり取りを続けても大丈夫である。ただ、今後何年もこの方式を使い続けるわけではなかろうから、ファイルはどこか第三の場所に置くなどして共有するようになるかもしれない。大容量でファイルを保存できると便利だが、それがいつまで保存できるかとか、移行が必要になったときに簡単に移せるかなどの課題を見て見ぬふりして先送りしている。Gmailが使えなくなる時はネットが根本的に変わるときだが、不測の事態があったときにどうするかは常に考えておく必要がある。

ブログのバックアップファイルを作る

インポートした以前のブログのエントリーに改行タグが入っていなかったので、元のテキストの改行が反映されていないという問題があったため、いちいち改行タグを挿入して解決した。それで表示は元通りになったが、今度このブログを再度移転するというときにも改行の問題が出てくる。特に、このブログに移行した後のエントリーはまだ改行タグを入れていない。そこで、エクスポートしたログファイルに改行タグを挿入したものを用意することにした。ログファイルをHTMLエディタで開き、改行タグを一括挿入したあと、ヘッダーとフッター部分にも自動挿入されている改行タグを除去した。直近までの更新については今後の移行に備えて改行済みのログとして保存している。折を見て、段落タグへの置き換えをしたほうがよいかもしれない。

このブログは写真は使わずテキストのみの構成である。Movable Typeのブログは通常テキストのログしか出力できないので、写真は別途保存していちいちインポートする必要がある。その点、テキストのみのブログなら簡単に移行できると思っていた。その気楽さでこれまで更新してきたが、実際はそうはならないと分かった。今のところはその気はないが、今後特定のブログサービス業者に頼らずにWordpressで完全に独自サイトとしてブログを運営するようになった場合はログの形式も異なるのでどうやって移行するのか悩みの種になる。以前にHTMLサイトとしてやっていけないか検討したこともあったが、簡単に書きこめるブログサイトの手軽さが勝った。

年々SNSに押されていてブログも下火なメディアとなりつつある。サービスをやめたところもあるし、だからといってこれまで書いてきた内容を一気に失うことを是とはしたくない。

過去ログに改行タグを挿入

以前更新していたブログからこちらの方に過去ログを移植したはよいが、改行が反映されなかった。そのままでも良かったのだが、読みづらいので一つ一つ改行を入れていくことにした。

HTMLエディタで一括改行タグ挿入を行い、それだけだとMT形式のヘッダーとフッターの部分にも改行が入ってインポートのときに邪魔になるので、そこだけはひとつひとつ辿ってタグを除去するという地道な手作業を行った。面倒だが、途方もない量というわけでもないし、ショートカットキーを押すだけなのでそこまで大変ではなかった。

全部で500近いエントリー数だったが、改行タグ挿入とその後のタグ除去を行って改めてインポートした。インポート後の記事を見てみるときちんと改行されているので、作業の甲斐あった。今後はこちらのほうで更新を続けてきたエントリーに関してもバックアップから改行を挿入したバージョンを作って、今後さらに第三のブログに移行するときの準備をした方がよさそうである。

type-Cを利用したディスプレイ端子アダプター

現在保有しているPCは、アナログVGAHDMI端子が両方ついていてディスプレイ端子の心配のいらないレッツノートと、HDMI端子のみのゲーミングノートPCである。セカンドディスプレイをつけるときは大体HDMI端子で対応可能だが、まだまだアナログVGA端子が要求される場面がある。ゲーミングノートPCは重くて持ち運ぶ気にはなれないのでレッツノートで済ませており、ディスプレイ端子に対応するアダプターが無くて困るという場面は無い。

ところが、レッツノート以外のPCではディスプレイ端子はゲーミングノートPCの例のようにHDMIのみとか、それすらついていない機種もある。HDMI端子からアナログVGAに変換して機材に投影するアダプターケーブルはあるが、HDMIすら使えないPCだと更にアダプターを経由させる必要があって、相性の問題もあってなかなか接続できずに単にPCの画面を外部ディスプレイやプロジェクターに出力するだけの操作で時間を無駄にしている場面を沢山見てきた。

先日、電気街でUSB type-CからVGA端子に接続できるアダプターが在庫処分で売られていた。自分のPCには使う場面が無いのだが、他で使えるかもしれないと買っておいた。もう一つ買えばよかったかもしれないと思うほど安かった。type-Cならば省スペース化とかコスト削減でHDMI端子すら装備しなくなったPCでも使えるし、元々の規格として映像出力に対応している。アナログVGAしか使えないような機材は既に過去の物になりつつあるが、それらが淘汰されるまでのつなぎとしては丁度よいアダプターである。

アダプターを介してVGA端子でディスプレイに接続して、レッツノートQVにアダプターを接続して動作することを確認した。レッツノートQVにはHDMI端子も通常のVGA端子もあるので、そこに更にアダプターで本体のディスプレイを含めて4画面体制が実現してしまう。現実にはそれだけの画面を運用するとなると描画に相当なマシンパワーを要するだろうから、使っていてPCがフリーズしまくるかCPUが焼け切れてマザーボードに穴が開くかしてソフトウェアを稼働させて何かするにはきつくなると思われる。

USB type-CのUSBハブや、それにSDなどのカードリーダーやHDMI端子までついているものが出回っていることは以前から知っていたが、何となく避けていた。今のレッツノートQVだって端子が一つしかないから、電源供給に使用したら塞がってしまうので便利だろうが使う気にはなれない。それでも、20年くらい前のWindowsXPマシンに携帯電話を接続したりUSBメモリを接続したりプリンターを接続しても時によって認識されなかったり、よくわからない動作をして使えなかったりしていた。その頃に比べると、USB端子を何に使うかの規格が固まって、その恩恵がこういった映像出力アダプターとか電源アダプターとか高速のデータ転送ケーブルとかに結実しているように思う。

Windows10サポート終了で急速に世代交代するPC

Windows10のサポート終了が2025年に迫っており、在庫を一掃したい中古屋が公式のサポート対象外になっている古い世代のCPU搭載のPCを値下げして売り切ろうとしている。私がバッテリー交換後も使用しているレッツノートRZ4は2014年秋モデルで、そろそろ10年前の機種になろうとしている。今の主力はCPUもメモリも強力なレッツノートQVだが、携帯性に優れたPCはなかなか無いので時々レッツノートRZを持ち出して使うことがあり、それに備えてOSのアップデートやファイルの同期を定期的にしている。

CPUの世代からWindows11には公式ではアップグレード非対応であるし、それゆえにバッテリー交換するときも今後Windows10で使用できる期間を考えると使用放棄でも良いように思えたのだが、結局Windows11の環境で使用している。クリーンインストールで、Realtekサウンドカードのドライバとか、一部の機能は対応できず使えなくなっている。ライセンスの問題とか絡んでくるので、どの方法でどうやってという話については、インストールを試してみてあれこれクリックしているうちに偶然入ったとでもしておこうと思う。

Windows10のサポート終了で投げ売り状態のPCも、レッツノートだとメモリ搭載量はオンボードで変更できないにせよ、バッテリーやSSDは交換可能なので本体のある程度の延命は可能であるし、レッツノートRZのときのように適当にクリックしていたら偶然Windows11で使える環境になるかもしれないし、そうすると下手な現行機種と比べても遜色ない性能や携帯性のPCが手に入れやすくなっているわけで、必要ないのだけれども衝動的に購入したくなってくる。

もちろん、無理やり偶然にWindows11の環境にならなくても、旧来のWindows10のままで使用し続けても良いはずだ。デバイスの制御や高価なソフトの稼働などのために、オフラインでよいからサポート終了した古い世代のOSを搭載したPCが欲しいという需要は一定数ある。PC98とかWindowsXPとか、直近ではOSが64bitに移行する端境期でありレガシーなコネクタへの対応ができた中では近代的なOSのWindows7などでも需要はある。Windows10は登場から10年近く経っていて、いずれはそういった必要とされるOSの一つになる。

そんなことは分かり切っているはずなのに、一気に市場のPCがWindows10でないと使えないような雰囲気の中で急激にwindows10搭載で数を増やして、そしてWindows11でないと使えないような雰囲気の中で一気に置き換わって消えていく様子は異様である。まだMac OSがシェアが低かった90年代に旧世代のアーキテクチャを刷新した時に新世代との互換性が失われるようなことがよくあったが、それと同じようなことをMacの比ではない規模で普及している世界中のPCで行って、ほぼ強制的に機材の世代交代をしようとしている。

経済的に勿体ないと思うし、少し前のソフトウェアすら使えなくなって過去との断絶が起こるのは強引であり違和感を覚える。

旅行荷物軽量化の理論と実践

また泊りがけの旅行に出かけた。直前まで迷ったのだが、情報機器はレッツノートRZを持って行った。PCならば数百グラムの差で性能が桁違いのレッツノートQVがあるし、スマートフォンよりは大きめの端末としては先日導入したRedmi Pad SEもあるし、その前から使用していたEGBOK P803もあるわけだが、今回はOfficeファイルの編集をしたいのでPCのほうが適しているのと、荷物サイズが小さいほうが良いのでレッツノートRZにした。このほかに電子機器はスマートフォンwifiルーター、モバイルバッテリーである。

滞在先はカプセルホテルで、キャビン内にはUSB type-Aが二口と通常の100Vコンセントが一口ある。PCを使用しているときはPC用のUSB PDアダプターをコンセントにつけて、PDアダプターの片方の口をスマートフォンの充電に用いて、残りをモバイルバッテリーやルーターの充電に使った。ただ、 持ってきたUSBケーブルではtype-Aの口に入るものがモバイルバッテリーの給電・充電用のPDではない普通のケーブルと、スマートフォン用の高めの電圧でも使えるものの2本しかなく、やりくりが大変だった。モバイルバッテリーは前回の容量の半分のものにして軽量化したが、それで一日過ごせた。今後もそこまで大容量のものは必要なさそうである。旅行先では地図アプリをしょっちゅう確認したり、写真や動画を多めに撮影するが、それでも夕方くらいまでバッテリーはもった。wifiルーターはモバイルバッテリーにつないだままにしたので、ほぼ一日wifi通信を屋外で使えた。

PCを使ったファイル編集は、当初どのような感じで行うのか見当がついていなかったが、結局過去に作成したファイルを開いて使えそうなものをコピーして転用して、今後詳細編集していく上での下地を作るようなスタイルに落ち着いた。スペックが低いレッツノートRZであるが、複数の画像満載のPowerPointを開いて、欲しいスライドをコピーして作成するファイルに転載するというスタイルは容易にできた。いちからファイルを作成するスタイルだったら、スライドの流れの下地になるようなテキストをエディタからスライドに一枚ずつコピーして貼り付けて、大体どこにどのような図版が入るか見当がつくような形で文字だけで作り進めるという方法も考えていた。これならばEGBOK P803のMS Office互換アプリでも編集できただろうが、今回はPCがあったおかげでそれ以上のことはできたと思う。

ただ、それ以外の用途ではほとんどPCを使わなかった。初日と最終日は荷物をすべて持って回ったので、全く何の役にも立たないに等しいPCの重量のために無駄に1kg近く余計に重くなった荷物を担いで歩き回るのはつらかった。PCで作業をしたのは真ん中の日だけで、持ってこなくてもよかったか互換アプリでできることだけしておけばよかったかもしれないと思う。Android用の互換アプリでのOfficeファイルの作成・編集だったら充電用のケーブルと電源アダプターをしても、本体はレッツノートRZの半分程度の重量で済むしスマートフォンで編集するならその半分の重量すらかからない。その分だけ荷物も小ぶりになる。その一方で、荷物からPCだけ出して持ってみると重さが大して変わらないので、重いと感じるのはPC以外の要因もあるのかもしれない。

3月に1週間ちかく滞在を要する出張を控えている。Officeファイルを作成したものを持っていく必要があるのだが、PCは先方で用意してくれるので、修正の必要が無いのであればPC無しでも行ける。それでもPCを持っていくと思う。レッツノートQVを持って行ってもよい。1週間ほど自宅を離れると、さすがにメール対応で重要なものが出てくるし、何かPCで対応したいと思っても取りに戻れないうえに不便な日程がそのご何日も控えているという悪夢になりかねない。一方、旅行ではそこまでの備えは必要ないということが段々分かってきた。かといってスマートフォンだけでは小さくて心もとないし、Redmi Pad SEは案外重いし、結局使っていて不満しか感じなかったEGBOK P803をだましだまし使い続けるか、8インチタブレットも新しいものを購入することになりそうである。