めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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忍者ツールズのカウンター廃止に思う

はてなブログを使い始める前は、忍者ツールズのブログを使用していた。何となく忍者ツールズ使って長いなと思ったのではてなブログを使い始めて、その使いやすさが気に入って以後使用し続けている。ただ、カウンターやアクセス解析などは使い慣れているのでGoogleのAnalyticsのほかに忍者アクセス解析やカウンターを使ってきた。

ただ、カウンターは設置しても意味が無いことはわかっている。例えば、あるキーワードで検索して見に来るのだけれども、検索で期待した内容が無くて見るのをやめたとする。そういったアクセスはアクセスとしてカウントするにはふさわしくないのだが、カウンターには1カウント入ってしまう。これをアクセスがあった、ブログが支持されているという風に思い込んでしまうと良くないと思って、あまりカウンターの数字は見なくなっていた。

アクセス解析は今も使っている。アクセスがあってもサーチエンジンbotだったりするので、実質のアクセス状況を知る上では役に立っている。そのほかにGoogleのAnalyticsを意識したような忍者アナライズというサービスもあった。

忍者ツールズの運営会社がカウンターやメールフォームやアナライズのサービス終了を発表して、まずメールフォームが無くなった。メールフォームじゃなくてもメールを送ればいいし、それ以外の連絡手段も多くなってきたので役割は終えたと考えたのだろう。カウンターもアクセスの内実を表したものではないし、アナライズも結局アクセス解析ほどには使われなかったようだ。3月になって管理画面からアナライズとカウンターが消えた。

まだ自分のサイトではカウンターなどのタグを置いたままのところがあるので、今後更新して削除する必要があるが忙しくてそのままにしている。

正直、カウンターなどあってもなくても意味のないものだとは分かっているのだが、無くなると寂しいものがある。最初にHTMLベースのサイトを作って、今みたいなテキストでオピニオンをひたすら書きまくるスタイルで更新していた。最初はアクセスなど全くなかったが、次第に見に来るユーザーが増えるようになった。それから忍者ツールズを使うようになって、そこのブログにHTMLサイトは移管して数年そこで更新した後はてなブログに移っている。カウンターは当初前身のHTMLサイトのアクセス数も継承していた。ある意味、昔から運営してきたサイトの名残を一番残した部分だった。それが無くなってしまった。

今、2021年らしい文面でブログを書いている。昔みたいに段落や改行にいちいちタグを入れる必要はないし、掲載のためにFTPソフトを起動する必要もなくなった。管理画面すら面倒でひたすらメール投稿していた時期もある。InstagramやらSNSに比べると古いメディアになった。ブログで稼ぐとか言っていた連中も消えた。私はマイペースで更新している。ただ、時々あのHTMLサイト時代の読者からのフィードバックも得られずアクセス状況の詳細も分からなかった頃の悪戦苦闘が懐かしく感じられる。

大型アップデートが降りてこないwindowsタブレット

艦これブームとは無関係で、小さなPCを所有したいというだけで8インチのwindowsタブレットを2台持っている。PCを持っていくまでもないが、いざ必要になった時のために備えておきたいという理由や、PDF閲覧とスマートフォンの写真整理くらいの用途で使いたく、スマートフォン単体では難しそうな案件のときに持っていく。

片方はwindows8.1、もう片方はwindows10である。かれこれ4年くらい前に購入したもので、その当時でも8インチタブレットは下火だったから中のatomプロセッサーはもっと旧世代のものということになる。

そのタブレット、windows10のバージョンが2019年のアップデートで止まっている。そろそろ2004なり20H2なり入ってくれないと困るのだが、一向にアップデートの案内が来ない。Microsoftは対応機種を増やすという方針だというのでアップデートの案内を待っていたところ、先日20H2アップデートの案内が来た。そこでインストールを選択したのだが、結果としてはインストールに失敗した。

そもそも、そのアップデートの案内がエラーだったのか、その後はインストールの案内は出なくなりUpdateの画面では2004アップデートの準備が出来たら案内が出るなどという表示が出るようになった。

windowsタブレットは今は10インチくらいのモデルしかないし、その10インチモデルも後継の小型PC向けCPUが無いのか数年前のCerelon搭載である。小型PCでは中国メーカーのUMPCが主流になりつつあるし、それが使い足りないのか大型化が進んでいて中古のRZと比較されるほどになっている。そんな中で8インチモデルなどとうに時代遅れになってもおかしくはないわけで、今まで使えてきたことが実は奇跡だったのかもしれない。

今のところ、windowsタブレットにはエディタと動画変換ソフトとPDFビューアーくらいしか入れていない。何でもこなすのは無理である。このまま大型アップデートが降りてこないでwindows10のサポートを過ぎてしまっても、そのままスタンドアローンでPDF閲覧程度の用途には使えるのではないかと思っている。

災害時のスマートフォンのバッテリー対策

2021年2月13日に東北地方を中心に強い地震があり、一時広範囲での停電があった。その際に、ライフハック系の情報サイトでスマートフォンのバッテリーを節約する方法なる記事が出ていた。

災害時のスマートフォンのバッテリーの節約法で最もシンプルなのは、電源を切ることである。電源を切る前に皆が見ていそうなSNSに無事を書き込んだり、安否情報ダイヤルなどにメッセージを入れておく。そうしたら電源を切る。どうせ、こういった状況でSNSにかじりついても不十分な情報しか出てこないし、中にはデマもたくさんある。公式の情報が一番だが、大抵は良い人ぶりたい余計な世話しかしない連中のせいで、善意のためと称して掲載された中途半端な情報でSNSのタイムラインが埋め尽くされて、正規の情報はアクセスが集中して見られない。

音声通話するにしても、優先度は公衆電話のほうが先に振られる。だから、かけてもかけても携帯電話ではつながらないということもありうる。ましてや、皆が一斉に通信しようとすると回線がパンクする。それだけではなくて、電話機の個々の位置情報をやり取りしながら基地局は通話ができるようにしているから、皆が携帯電話の電源を付けているだけで災害時の忙しいときに余計な業務を基地局に担わせていることになる。

要するに、電源を付けていても無駄な通信しかできないのである。そのうえ、ディスプレイを光らせるためのバックライト点灯のためにも電力を消費する。だから、こういった時はスマートフォンの電源は切って、乾電池式のラジオで情報収集するとよい。乾電池は充電式のものでも使えるし、単三や単四電池で動作する電池式携帯ラジオは1000円程度の安価なものが出ていて、それでもきちんと受信できる。FMよりはAMのほうが電池持ちが良いし、遠方の局も聴ける。

ラジオの電池がどの程度持続するかはスペック表や実際に使用してみたときの時間で、数日分電池を用意しておけば安心である。もちろん、その電池はほかの用途にも使える。電池の充電が危なくなってきたころには大抵電力事情は回復しているから、そこでスマートフォンの方も電源を入れればよい。そのころには情報も落ち着いている。こういった状況下で、それでも携帯電話を使わなければならない事情は少ないように思われる。

マンション営業は特殊詐欺の香り

人通りの多い繁華街や駅近くで通行人に片っ端から声をかけてマンション販売の勧誘をしつこく行う業者がいる。名前を上げれば首都圏周辺や関西や中部では大体分かるであろう業者である。空き地が出たら陣取りゲームの様に入りにくい土地だろうがマンションを建設し、通行人にしつこく絡んで強引に個人情報を聞き出し、一回情報を取得されたら最後、延々としつこい勧誘電話が続くことになる。

その業者の社員が特殊詐欺に関わっていたとして逮捕された。業者は退職後の警察幹部を顧問として雇い入れており、スポーツチームのスポンサーになったりCM攻勢でマスコミに資金をバラ撒き、ほとんど問題視するメディアは無かった。今も、急成長の企業としてちやほやされながら、執拗で不意打ちのように絡んでくる街頭セールスを続けている。

この企業の社員が特殊詐欺に関与していたニュース、実は驚く事ではない。不動産業者の中には特殊詐欺まがいの手法で物件を押し売りする裏稼業を主たる業務にしているところがあるからだ。

病院の医師のところには、地域の医療機関や出入り業者や患者のふりをして業務時間中に内線電話にかけてくる不審者がいる。代表番号からのほか、何かの方法で入手した内部の番号から他の内線番号にかけて、嘘を言って医師の番号に電話をつなげようとしてくる。大体は不動産販売を目的とした業者で、税金対策などをうたっている。しかし、だまし討ちのような手法を用いる業者が当てになる訳もなく、購入させられた物件も収益はまず上がらないようなものを掴ませられるのがオチである。

こうした電話は医療機関の電話対応の手間を取らせるばかりではなく、診療業務を中断させて電話対応を医療者にさせることで診療妨害となっている。もし電話を掛けた先が救急対応しなければならない医師であった場合、生死を分ける状況の搬送依頼をその無駄な電話のために受信することができず、結果亡くなっている一般市民がいてもおかしくはないのである。

こういった不動産業者が病院に対して行っていることは世間一般ではあまり知られていない。認知度が低いために、ニュースなどでは問題となりにくい。しかし、きわめてローカルな内容であろうと結果として受診する一般市民を巻き込むことになる結果を生む行為の割に黙認され過ぎてはいないだろうか。今のところ病院レベルで職員に不審電話の注意喚起をする程度であり、業界に対する指導がなされたわけではないし、業者の電話セールスのガイドラインができたという話も聞かない。実質野放しである。

社員が特殊詐欺で逮捕されたマンションデベロッパーは売り上げ至上主義で怪しいセールスマンを大量に雇用しているブラック企業としても知られている。その結果が通行人が連れている子供がおびえて泣き出すまで付け回す執拗なセールスだったり、アンケートを装った不意打ちのようなセールスだったり、そして特殊詐欺まがいの電話セールスなのだろう。

今のところ、このデベロッパーはあちこちにCMを投入したり、スポーツ大会の主催者になって金をばらまいて批判がメディアに出にくいように仕向けているが、いずれ住宅販売が頭打ちになって建売で資金回収するチャリンコが過去の住宅メーカーのようにこけたときに次々と悪い話が出てくるのだろう。今回の特殊詐欺の逮捕も、実は社内の氷山の一角であって全社挙げてそういった取り組みを裏で行っていても驚かない。

思考を丸投げしないということ

物事の方針を決めなければならない場というのが何事にもあるだろう。その内容の軽重や事の大小はともかくも、他の人と物事を決めたり自分のことを決めなければならない局面というのはある。もちろん、「自分の人生は自分で選び取った」などということはほとんどなく、生まれた時代や地域の情勢や家庭の環境や経済状況によって選び取れる選択肢は変わるから、そこまで気負うほどの決定はできないのだろうけど、それでもこの世の中や各自の生き方は大なり小なり方針を決めて進んでいる。

そういった意思決定の場に割り込んでくる者がいる。そういった意思決定の場は大抵決まっていて、重大な事柄の決定とか、社会的に注目を集める決定とか、あるいは動くことによって社会的地位や多額の金銭が周囲に発生する人物が物事を決めるような局面である。割り込んでくる者はまず意思決定をしようとしている当事者ではない。当事者は既にどう決めていくかの渦中にある。そうではなくて、全く外野の単に目立ちたいだけとか、利益に与りたいだけとか、そういったどうしようもない下心で接近してくるような者である。

そして、彼らは意思決定に割り込んでくる割に、その内容に責任を取ろうとはしない。そもそも、意思決定に割り込んで主張をするのだが、その内容はまず無責任な言い放ちの内容が多い。それは、意思決定の場に出るのに相応しいだけの技能なり知見なりがあるわけではなく、それゆえに外野のポジションにしか居ることができないし意見を述べる者としては認定されていないのだから当然といえばそうである。

主張内容は思いついたような前後の脈絡も何もないような突拍子もない極端な内容である。それを言い放って得意面するのだが、そもそも実現性に乏しかったり極端で社会的に問題になるような内容をはらんでいる。まず相手にする必要はないのだが、無視しているとさらに騒ぎを起こして注目を集めようとすることもあるので、その主張内容の実現方法を聞いてみると、大体は「わからない」とか「誰かが何とかしてくれる」的な内容である。要するに、全く当事者意識が無いのにもかかわらず、よその意思決定の場に首を突っ込んでいたことが露呈するのである。

意思決定をしようとしている当事者たちは、無責任に言い放つ連中が丸投げしてる部分を埋めようと考えている。その部分の有無が当事者として意見を表明している者と、外野から無責任に言い放っている者の違いである。「誰かが」ではなく自分たちが、「何か」ではなく具体的な事柄、「してくれる」のではなく自分たちでする、そうでなければ打開しない事柄を切り開くために物事を決めようと悩んでいるのである。そこに割り込んできて中身のないことを言い放ったところで、それはノイズでしかない。

無責任な言い放ちをする者が排除されてから取る行動にも一定の流れがある。最初は意見を受け付けず、言いなりにならなかったことに対する恩知らずだとか社会性が無いといった人格批判が出てくる。次には散々入り込もうと必死だったくせに、その対象の見下しを始める。哀れだなどと下に見てみたり、あんなことをしていると貶めてみたり、散々意思決定を取り仕切って中心に立とうと狙っていて相手にされなかったのが現実なのに自分より下だという妄想の世界に入り浸る。

筆者が大学受験をしたころを思い出す。閉鎖的なクソ田舎で、地域の中のどこの誰かの子供だか孫だかが偉いのに、それよりもよそ者がいい大学を受験するのが生意気だなどと言って勉強を妨害したり家の近所でガラの悪い連中が徘徊したり、受験したら住めないようにしてやるだのと脅された。それでも無視して勉強をつづけた。狭い村の中が世界のすべてではないからだ。

嫌がらせは続いた。そして、諭してくる者が現れた。地元のみんなと一緒にすべきだの、大学は全てではないからあきらめて働けばいいだの口出ししてきた。しかし、そこは地元でも何でもないし、村八分のように仲間外れにしておいて大学受験をやめて同化するに値する仲間のみんなとはどこのだれか分からなかった。そもそも、働くにも狭い地域の中には就職先が無かった。大手企業は工業高校だの商業高校だのが推薦枠を握っていてそうでない学校から一から採用される手段はなかったし、よそ者が役場に就職する枠もなかった。それ以外の企業は暴力団まがいのチンピラが経営している親族経営のブラック企業ばかりで、そこだってよそ者を入れてくれるわけがなかったし、入ったら入ったで金から命からすべて奪われるのが目に見えていた。

排除しておいて地域内の会社に就職というのが矛盾している。要するに、大学受験をされると困るそれだけだと直感した。やたらと執拗に受験をさせないように説得してくる割に、受験以外の選択肢については具体的な物が無いことに気づいた。そこで、具体的にどこに就職するのかとか、合わせないといけない地域とかみんなとは何かと聞いたが、彼らは答えることができなかった。なんとかなるとか、一所懸命やればいいなどというばかりで、現実に即したことは何ら言っていなかった。

結局、ある寒い夜に着の身着のままで最低限の持ち物で家出同然にその地域から脱出した。荷物を持って引っ越しとなるとすぐに察知されて危害を加えられるからだ。そして、ほかの地域から社会的にまともな大学に進学して、その後職に就いている。上京や大学進学のことはどこからか漏れたらしい。多分、書類を出している高校からだろう。無責任に他人の一生を壊そうとした連中は、働いた方が親が喜ぶだの親不孝だの村人失格だの一生仲間外れだのと言っていたそうだ。彼らは閉鎖的な村ではよくある経済の行き詰まりで生活保護同然の定収入が一生固定していたり、そのブラック企業すらも倒産したり、親孝行どころか親を泣かせているとしか思えない状態のようだ。ちなみに彼らから排除されても何ら支障をきたさない。まともな人たちと付き合っているからだ。ここまで来るのに何年か要したが、そうなるのが分かっていたから回避したのであって当然の帰結だと思う。

学校の卒業式のシーズンとなった。コロナの影響で就職とか就業後の経済的な状況とか進学先やその先の道筋に不安を抱くものが多い。そういった不安時に他人を利用しようと近づいてくる悪い連中はいるし、つい引きずられて騙されやすくなる時期というのがある。そうならないために、考えを丸投げしている部分を埋める思考と行動を忘れない方がいい。

富士そばの味は従業員の命の味

東京都内を中心とした首都圏で展開している立ち食いそば店で富士そばという企業がある。数年前まで、富士そばはしきりにメディアに登場してアルバイトにボーナスが出たり大みそかに休業するという美談を披露してホワイト企業というイメージを作っていた。

一方で、立ち退き料目的で出店してそれを大きな収益の柱にしているのではないかという指摘がされていた。実際に行ってみると、味は微妙で店内は雰囲気が荒んでいて揉め事を起こす客もいた。店内にはカードローンのチラシを配布するポストが置かれていて、そういう客層なのだろう。正直雰囲気の良いところではなかった。もっぱら筆者は小諸そばばかり行っていた。

その富士そばが労組幹部を労組ツブシのように解雇したり、コロナ関連の補助金を不正受給していたというニュースを見て、あの店だから当然するだろうし、立ち退き料の件といい富士そばらしいと思った。

こういった企業の生殺与奪は客が握っている。

富士そばは人通りの多い家賃の高い一等地に立ち退き料目当てでテナント入居している。従業員はアルバイトばかりで、食材は麺も天ぷらも外注でカレーもレトルトだろう。あちこちから仕入れたものを熱を加えて出している。要するに、本業は元々別荘販売をしていた頃のように不動産業であり、蕎麦はおまけのようなものである。立地で集客して回転で収益を上げている。

今はコロナ流行で客が減っているが、今回のニュースを見て富士そばには行かないという選択を客がしたり、あるいは行くのだけれども安いメニューで長時間店内に滞在するような客が増えるだけで富士そばの運営会社の収益モデルは瓦解することになる。テナントに入居し続けて立ち退き料をもらう前に原状回復費用を負担して撤退する羽目になる。蕎麦打ちや出汁とりの技能があるわけではなく、食材をゆでて右から左に流す以上の売りはないから今更付加価値を求めるのは難しい。そして、富士そばの客層は数十円の値上げでも敏感に反応して客足が遠のく経済レベルなので、値上げで補填も難しい。

行かなければブラック企業は滅ぶというわけである。富士そば以外にも立ち食い蕎麦チェーンはある。小諸そば、梅もと、ゆで太郎、嵯峨谷、箱根そば、しぶそば、相州そばなど数えだしたらきりがない。だいたい出店地域は同じようなところが多いので、富士そばから少し歩けば同業は見つかる。味、客層などで行きつけを決めればいい。

労組は請求するものは請求しつつ、富士そばの運営会社にしがみつこうとしないで他の企業への従業員の就労斡旋したらよいのである。従業員は辞めてもほかの店にまたアルバイトに行けばいいし、サプライヤーも他と取引すればよく、腹が痛まない。

安い外食を見たときに思うべきことは、食材に表にできない事情があるから安いか、ブラック企業が従業員に負担を強いることで成り立っているということである。大体は後者であり、安く食べているのは従業員が削った命なのである。

中古のレッツノートが安い件

新しいPCをそろそろ購入しなければならない時期のため、ネットの通販サイトや価格サイトを見ている。その一方で、積極的には考慮していないが中古品はどうかと電気街を見てきた。一頃のテレワーク需要が高まった時期には普段は売れないような中古機種も売れたというが、今は落ち着いているようでそこそこ物が出ている。ただ、コロナの影響で中国での製造も停滞しているだろうから、中古品の品薄傾向は続くのではないだろうか。

中古品を見ていて気付いたことがある。耐用の関係から特にレッツノートばかり見ていたが、SZ5などの第五世代とSZ6などの第六世代で一気に価格差が開く。第五世代の製品はようやくwindows10が出たころでメモリ搭載が4GBというものが多い。それが今時8GBメモリ搭載が普通のPCでは低評価になるのはわかるのだが、そうでなくて8GB搭載の第五世代モデルでも第六世代よりはるかに安価である。

世代間で特にCPUの処理が急に改善したというわけでもない。たかだかラップトップである。考えられる差は耐用年数までの残である。レッツノートの平均耐用年数は6年程度とされている。これは3年程度が耐用、それより持ったらラッキーというその辺のメーカーのPCとは異なる。それゆえに、多少割高でも長期間使えることを考えてレッツノートを選択するユーザーは多い。実際筆者のPCも5年以上実用性を担保したまま使い続けられているから、長期で使えるというふれこみは事実である。

ただ、第五世代だとそろそろその6年に差し掛かるのである。恐らく、それが第六世代と大きく価格差が開いている理由と思われる。平均の耐用年数に達すると、あとは壊れるか壊れないかの運試しの度合いが高まってくる。要するに、第五世代は中古品として使い続けることで故障リスクが上がるから安価なのだろう。

ネットを見ていると、中古のRZの企業リース満了品と思われる端末が大量放出されているようで、法人向けのRZ4を中古で安く買ったという報告をしているユーザーが散見される。筆者のPCも法人モデルなので、その辺の市販モデルのRZ4よりは性能不足となる度合いが低く、快適に今でも使えている。バッテリーやSSDを都度交換すれば、下手な中華UMPCよりは使いやすかろうと思う。ただ、そろそろ耐用年数が近づいているから破格であるということを彼らは忘れているように思う。

スマートフォンの落とし物を届けた

先日、外出時に公園のベンチにスマートフォンが置かれていた。誰かの忘れ物のようだが、一向に誰も取りに来なかった。横で見ている間にも何度か着信があった。表示されている通知はLINEとかTikTokとか、あまり教育水準は高くない若者の所有のようだった。

放置して立ち去るのもかわいそうで、交番に持っていくことにした。単眼のiPhoneだった。距離は約500m、しかも無人で電話したら近隣の交番からくるという体制で、歩いた上に待たされたことになる。ただ、手続きはシンプルで拾った場所と時間だけ聞かれて終わった。

最初は公園の近くの店の人に預けようかと思ったが、それだと持ち主が余計に困りそうで警察にストレートに持って行った。これはネットで検索してみると適切な対応法のようで、この種の携帯電話の落とし物は警察に届ければほとんど所有者に戻るらしい。警察から電話会社を通じて所有者の連絡先に通知されるという。

よく、twitterを見ていると近くの店に預けただの拡散希望だのと書かれているものがあるが、偶然ポケットから滑り落ちるなどして落とした場所が分からなかったり、そもそもtwitterを見ていないし、落とし物を検索していなかったらネットだけで告知されても見つけられないだろうし、落とした場所を特定してそこまで行けるかすらも疑問である。店には忘れ物の預かり業務は無いし、店員が警察に届ける業務を増やしてしまう。その間も時間は経過するわけで、届けるならストレートに交番が良い訳である。

特に持ち主からの謝礼や連絡は希望しなかったので、その後スマートフォンがどうなったかはよくわからない。もしかしたら、無くしてあきらめて買い替えて対応しているかもしれない。ただ、それだと電話番号が変わってしまうだろうし、今時携帯電話の番号が無いと連絡先としての要件を満たさなかったり、アプリ登録時に必要だったりして不便である。また、スマートフォンのアプリが生活に関わる場合もある。言わば家に入る鍵のようなものであって、落としたり無くしたときのリスクが以前よりも大きくなっている。

15年くらい前の携帯電話も情報の塊だとか言って、紛失時のリスクは大きいといわれていた。ただ、落としてもせいぜい携帯電話の電話帳が見られなくなるとか、文字数制限の大きいメールが使えなくなるとか、その程度で済んでいた。今のスマートフォンは情報の重みがそれよりも強くなっているのに、ポケットに入りにくいサイズだったりストラップが付けられなかったり、失くしやすさは増している。