めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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スマートフォンの落とし物を届けた

先日、外出時に公園のベンチにスマートフォンが置かれていた。誰かの忘れ物のようだが、一向に誰も取りに来なかった。横で見ている間にも何度か着信があった。表示されている通知はLINEとかTikTokとか、あまり教育水準は高くない若者の所有のようだった。

放置して立ち去るのもかわいそうで、交番に持っていくことにした。単眼のiPhoneだった。距離は約500m、しかも無人で電話したら近隣の交番からくるという体制で、歩いた上に待たされたことになる。ただ、手続きはシンプルで拾った場所と時間だけ聞かれて終わった。

最初は公園の近くの店の人に預けようかと思ったが、それだと持ち主が余計に困りそうで警察にストレートに持って行った。これはネットで検索してみると適切な対応法のようで、この種の携帯電話の落とし物は警察に届ければほとんど所有者に戻るらしい。警察から電話会社を通じて所有者の連絡先に通知されるという。

よく、twitterを見ていると近くの店に預けただの拡散希望だのと書かれているものがあるが、偶然ポケットから滑り落ちるなどして落とした場所が分からなかったり、そもそもtwitterを見ていないし、落とし物を検索していなかったらネットだけで告知されても見つけられないだろうし、落とした場所を特定してそこまで行けるかすらも疑問である。店には忘れ物の預かり業務は無いし、店員が警察に届ける業務を増やしてしまう。その間も時間は経過するわけで、届けるならストレートに交番が良い訳である。

特に持ち主からの謝礼や連絡は希望しなかったので、その後スマートフォンがどうなったかはよくわからない。もしかしたら、無くしてあきらめて買い替えて対応しているかもしれない。ただ、それだと電話番号が変わってしまうだろうし、今時携帯電話の番号が無いと連絡先としての要件を満たさなかったり、アプリ登録時に必要だったりして不便である。また、スマートフォンのアプリが生活に関わる場合もある。言わば家に入る鍵のようなものであって、落としたり無くしたときのリスクが以前よりも大きくなっている。

15年くらい前の携帯電話も情報の塊だとか言って、紛失時のリスクは大きいといわれていた。ただ、落としてもせいぜい携帯電話の電話帳が見られなくなるとか、文字数制限の大きいメールが使えなくなるとか、その程度で済んでいた。今のスマートフォンは情報の重みがそれよりも強くなっているのに、ポケットに入りにくいサイズだったりストラップが付けられなかったり、失くしやすさは増している。