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飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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iPhoneのsimフリー騒動から約10年

一人一台のレベルでスマートフォンや一般の携帯電話を持ち歩く時代になったからか、ひと頃はバッテリー残量が少なくなっても充電場所が無いという問題がひところあったが、今ではあちこちに充電可能なスポットがあったり、それが無い場所に備えたモバイルバッテリーも普及している。新幹線や飛行機のシートには充電用のUSB端子をつけるコンセントが装備されている。単にUSB端子だと既に時代遅れになりつつあるからか、飛行機だとUSB type-Cに対応した充電用のコンセントまで装備されている。

その一方で、wifiが使える場所が減っている。いわゆるフリーwifiのことである。タブレット端末やsimを外した古いスマートフォンwifi接続だけで使うために、GMOから出ているあちこちのフリーwifiに接続してくれるという触れ込みのアプリを入れたのだが、結局どこに行っても接続できないうえにストレージ内での容量がかなりの量になっていたので削除した。WiMAXルーターを持ち歩いたほうが圏外も減ったし余程接続が保証されている。simを入れているスマートフォンのほうにもソフトバンクwifiスポットのアプリを入れているのだが、これで接続できたことが全くない。何回か断念してアンインストールし、再度インストールを繰り返しているが、全然接続できなかったため結局使用を断念した。これはアプリのほうが悪いのかもしれないが、ソフトバンクwifiスポット自体が利用できる場所を減らしていることも関係しているようである。アプリにお知らせの欄があるが、何か月も前にスポット廃止のお知らせが出ているだけで新たなwifiスポット開設のニュースは出ないし、アプリ自体も放置されているのではないかと思いたくなるほどである。

wifiスポット廃止の一方で、駅の時刻表をはじめあちこちでスマートフォンで案内を見なければならないとか、予約をスマートフォンを通じてするとか、個人が一人一台使って当たり前になった端末の通信をあてにしすぎている。

端末で自分でアクセスするのは良いことだと思う。いちいち説明する必要がないし、掲示を取り替えたりするコストも人手も削減できるので、人口減少社会でサービスを維持するうえでは便利だし、利用予約システムなら手書き書類より直接自分の端末で入力したほうが同じ電子データなので親和性が良いし、よく一部が騒いでいる「対応できない高齢者」というのがそもそも存在するのかすら怪しい。バブル絶頂期に社会に出た世代が既に還暦前後で、業務でも今よりももっと原理に近いようなコンピューター機器を使っていたし、既に後期高齢者になっている団塊世代の大量退職だって2007年頃なのだから、情報社会に対応できない高齢者というのは既に存在しないのではないだろうか。

一方で、各人の端末の通信に依存してスマートフォンでの手続きなどを推進するのは、もろい面が露呈するのではないだろうか。通信の無制限プランは私の場合だとWiMAXでは利用しているが、スマートフォンのほうでは契約していない。WiMAXをあてにして最小限のプランにしている。時々、館内などでWiMAXの電波が届きにくい場所でスマートフォンQRコードを出すなどの手続きをする羽目になるが、そういったときはwifiをオフにしてスマートフォン側の通信で処理している。これが電波が届きにくい場所だとその読み込みすら怪しい。それでもかろうじて使えているが、通信会社によっては都内などで接続状態がきわめて悪いところもあるという。通信無制限プランだろうが、使用者が多いと通信の取り合いになってデータ転送が追いつかないのだろう。

それでも、通常のパケット通信だと追い付かないからwifiに誘導というスタイルを今は見なくなった。通信量はその当時よりも画像も動画も大容量になって増えているはずで、wifiスポットが多いほうが助かるだろうに、逆にwifi離れでも進んでいるかのようにどこに行ってもwifiは使えない。

まだ日本でsimフリーiPhoneが販売されていないころに、日本のApple製品愛好家のような連中がしきりにsimフリーを連呼していた。ちょうどそのころ、simの縛りなどお構いなしに外国人観光客がイヤホンマイクをつけたタブレットでビデオ通話をしている様子を見て、simの縛りがどうだとかくだらないことにこだわっている日本のユーザーに対して、随分便利そうに活用していると感心したものだった。おそらく、その時に使用されていた通信手段はwifiだったと思われる。その当時はあちこちに増えていたwifiスポットにアクセスすれば通話アプリで通話できるし、電話会社のsimの縛り関係なく使えるアプリの機能で十分対応できていた。wifiスポットが減ると現地のsimを調達する必要があるから、今の社会では初めからsimフリーではない端末では日本ではまともに使えないという意味で当時simフリーにこだわっていた人たちは正しかったのかもしれない。