5年位前に数日間の小旅行でandroidタブレットとPCとスマートフォンを持ってあちこち行った。androidタブレットを用いる主目的はPDF閲覧だった。PCは導入したばかりのレッツノートRZ4で、どちらかというと長時間外出時のパフォーマンスを試すという意味合いが高かった。
結局、タブレットのほうは大して使えず、PCばかり使っていた。PCは小型軽量ながらバッテリーもよく持ってレッツノートの手堅さを実感した。タブレットのほうはいよいよ印象が悪くなった。
その当時で購入から数年経過したシングルコアCPUにandroid2.4という何もできないに等しい端末だった。PDF閲覧は出来たが、それ以上のweb利用もメールも出来ないことはないがきついものがあった。もちろん、USBでメディアへの接続やカメラとのデータのやり取りなどできないから、さして使えない端末という印象しか残っていない。
そんなタブレットではあるが、購入して間もないころはスクロールしたときに動きがぎこちなく全然使い物にならなかったものを画面キャリブレーションして、ようやくそこそこ利用できるレベルまでしていた。それでそのざまであるから、よほど使えなかったということになる。
今回も数日間の小旅行でWindowsタブレットとスマートフォンを持って出かけた。その当時よりはWIFIスポットも充実していてwimax2+ルーターを充電しているときにもネットを利用できたり、スマートフォンを充電している合間にタブレットを使うといった間合いの運用が出来たほか、PDF閲覧もストレスなくできた。
インフラなどの周囲環境の変化もあるのだろうが、端末のほうの変化も大きい。androidとちがってWindowsなのでフォルダへユーザーが直接アクセスできるというのが不便さを感じない要因だろう。androidだってファイル操作のアプリがないことはないが、そういったものを用いないとフォルダの見読性が悪くて、zipとかコピーとか削除とかもしづらい。
移動途中の電車の中や、行程中の食事時間や休憩時間などで使用した。ある程度画面の輝度を上げた状態で使ってバッテリーの持続が心配だったが、WIFIはオフにしてPDF閲覧以上のことをしなかったので、3時間程度使っても残量は余裕だった。androidに比べて効率が悪いというAtom CPUでそれなのだから、android端末ならばもっと長時間使えたことだろう。
以前の時と違い、タブレット端末の実用性が案外高くなったことが分かったので、今使用しているWindows端末がだめになった時に変わりのタブレット端末が欲しいところであるが、今のandroidでは中華の安価なものを除くと大したものがない。かといって、ファイル操作がしづらいiPadは導入したくないので、結局中華パッドを渡り歩くかAmazonのKindle fireを読書以外の用途で使うか、いずれ選択しなければならない。