旅行中にこれを書いている。今回持ち出した端末はスマートフォンとタブレットだけである。今回は短時間の滞在であるし、写真の整理も帰宅してからでよいので最小限の攻勢にプラスタブレットの感覚で持ってきた。
年々スマートフォンで対応する範囲が拡大してPCの用途が減っている。ブラウザでたいていのことができるPCは便利だが、アプリだって負けてはいない。文章入力ですら、ブログ程度の内容ならばスマートフォンで対応するようになっていて、なおさらPCを持ち運ぶ理由が減っている。
今回はスマートフォンをモバイルバッテリーで充電しながら喫茶店でこれをタブレットにキーボード接続して書いている。それしか使えないという状況で、タブレットPCの長文入力のパフォーマンスがどんなものかを試している。秋葉原の中東系の人が店員をしている店で1000円もしなかった安いキーボードつきタブレットカバーを接続している。
ところどころキーの押味が悪くて打ちにくいところがあったり、ペラペラの質感で安定感がなかったり、不満は言い出したらきりがないが、技適回避のためか珍しい有線接続でBluetoothの接続不安定がなく、タッチパネル入力でもスマートフォンの狭い画面でもなく、物理的にキーボードに触れながら文章入力ができるというメリットは享受できている。キーの押味の問題なのだろうが、ところどころで入力が抜けて誤字のもとになっていて、タッチパネルでミスタッチする程度より少し効率が良い程度である。
本当はタブレット単体でもよいと思っていた。タブレット持ち出しの目的は、出先でのPDF閲覧である。普段は画面の小ささが快適性を妨げる8インチタブレットだが、PDF閲覧に関してはサイズ感がちょうどよい。横にすれば文字サイズは苦にならないし、重量350gは手に持っていて10インチサイズほど重くない。
PDFビューアーは小型軽量で買ってはみたもののスペックが低すぎてユーザーががっかりする8インチタブレットの唯一の使い道だろう。PDFはEdgeで表示しているが、レンダリング性能は良好である。本と違って拡大したいと思ったら文字を拡大できるし、縦横使いやすいポジションで端末を使えるし、自由度が高いのがうれしい。
