めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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FAT32フォーマットのUSBメモリを作る

主に普段はWindowsのPCを使っているのだが、時々Macとデータをやり取りすることがある。そのMacも現行のOS Xのほかに、アップグレードされないままの10年くらい前のOS Xや、それ以前のバージョンのOSのものなども混在している。さらに、ここ数か月はLinux(ubuntu)のPCでデータを取得する用事ができた。そういった異なる端末同士のデータのやり取りはUSBメモリである。今更古いバージョンのPCをネット接続するのはまずいし、接続すると勝手にシステムやソフトがアップデートをはじめてインストールしているソフトや、それで制御している装置が動かなくなることがあるのでオフラインである。

問題は、USBメモリによってまったく認識しなかったり、データの読み込みはできても書き込みはできないものなどが出てくる。原因は別に難しいことではなく、フォーマット形式の違いである。年々大容量化しているUSBメモリのフォーマット形式がNTFSexFATになることで、旧世代のPCでは読み込めなくなったり書き込めなくなる。古い世代だとFATやFAT32だが、古めのMacでもまずFAT32で何とか書き込める。Linuxもしかりである。これがNTFSになるとMacで認識されなくなったり、読み込みだけで書き込みができないなんてことになる。

ところが、いまどきFAT32でしか読み書きできないような容量の少ないUSBメモリなどないから、Windowsの側でもフォーマットで選択できない。それで段々と相互でデータをやり取りできるUSBメモリが減ってくる。

こんな話が出てきたのは、旅行先にPCを持って行くかWindowsタブレットを持って行くというここ何回かの試行の延長である。

仮にタブレットスマートフォンで運用する場合に、USBケーブルを介しての接続はタブレット本体の電源が落ちてしまうトラブルがあって使えなかったので、スマートフォンにOTGケーブルでUSBメモリを接続して、それに撮影した写真や映像を転送して複数端末で写真を撮ってバッテリーを温存したり、ストレージの空き容量を稼いでたくさん写真を撮りたいという目的があってのことである。

おもに外出先でのPC利用はPDF閲覧と写真整理がメインで、写真整理ですんなり端末に接続ができるなら無理してPCを持ち歩く必要は無く、手軽に持ち運べるスマートフォンタブレットで処理したいのが本音である。ただ、これまでUSBコネクタ同士を接続してもうまくつながらなかった。それでOTGハブを持って行くと結局配線がごちゃごちゃするので普通のPCのほうが良いということになる。

そこで、OTGケーブルでタブレットスマートフォン接続ではなく、スマートフォンUSBメモリを接続して写真データを吸い上げて、必要に応じてタブレットPCのほうでファイル名を変換することで集約管理するという手法である。昨年まで使用していたXperiaはOTG接続ができないタイプの端末でそういった転送ができなかったが、今のGalaxyは標準でOTGコネクタが付属していたくらいでデータ転送を単体で可能と思われる。また、古いNexusを持って行けば動画の音質が気に入らないが、とりあえず写真くらいはクリアに撮影できる。

ところがUSBメモリを刺しても認識されない。PC側で確かめてみるとNTFS形式でフォーマットされている。FAT32exFAT形式と思われるが、どちらかよくわからない。LinuxのPCがFAT32なのでその形式でフォーマットしようとしたが、64GBのUSBメモリFAT32でフォーマットできず、いくつかフォーマットするソフトをインストールしてみたが途中までフォーマット作業が進んでエラーが出て止まってしまった。

仕方なく試しにOTGケーブルに刺してスマートフォンにつなげてみると、USBメモリのエラーというダイアログが出て、フォーマットを端末で選択できた。ここで試しにフォーマットしてみるとGalaxyではexFATでフォーマットされた。フォーマット後はスマートフォンの写真ファイルなどを転送してPCで読み込むことができた。ところが、このUSBメモリNexusでは認識されなかった。古い端末だからなのだろうが、今度はNexusのほうでUSBメモリが破壊されているというダイアログが出るので、フォーマットを選択してみるとFAT32でフォーマットされて、そのUSBメモリはGalaxyのほうでも使えた。

PCで何度も試して出来なかったFAT32形式でのフォーマットはスマートフォン単体であっけなくできた。これで複数のスマートフォンUSBメモリを介して写真や動画ファイルを出力して集約するという作業が可能となった。これならばPCを無理して持って行く必要もないと思われる。