めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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消えたwindows CEやPalm

スマートフォンを皆当たり前に使っているのを見ると、それらが普及する前に各社から乱立していた小型端末達を思い出す。
windows CEとかPalmといったデバイスである。乾電池駆動でタッチパネルなのだが、タッチ操作はペンが必要だった。windows CEはPCっぽいインターフェイスとそれっぽいソフトが付属していてwordやexcelが起動するのだが、PCソフトのファイルと何ら互換性が無いという仕様だった。
Palmは電子手帳的なアプリが標準で、PCとの接続に特殊なクレードルを使わないと外部記憶装置がメモリーカードすら無いので不便だった。 また、通信手段にWiFiは無かった。基本的に特定の携帯電話会社の通信プランに契約して、言い値で利用する手法だった。それを利用しないとオフライン接続か、端末にモジュラージャックがついているので電話線を繋いで使うのだった。
HTMLは簡易表示のようで当時のサイトのレベルでも見劣りした。 そういった端末は知らない間に消えた。2005年頃には中古屋に大量に投げ売りされていたが、流石に登場して20年も経つと誰も思い出さなくなる。
今のスマートフォンはタッチペン不要だし、バッテリー持ちも良いし、通信手段がWiFiや各社携帯電話プランが選べる。情報をやり取りするときの手段は通信の他に外部のメモリーカード接続などがある。作成したファイルはPCソフトと互換性がある。
彼ら小型端末陣営はもう少し持ちこたえればスマートフォンの多様化に資したように思えるし、彼らが残した不便さへの回答が現在のスマートフォンの使いやすさに生きているのかもしれない。