めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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レッツノートRZにWindows11

レッツノートRZに搭載しているOSはwindows10で、2025年10月のサポート期間終了を控えている。今年になって寿命を迎えたバッテリーの交換は購入後8年の古い機種ということもあり、少し躊躇したのだが結局交換した。これで本体のSSDとかディスプレイのバックライトが持ちこたえたら、windows10のサポート終了を現役稼働状態で無事迎えられる見通しがついた。もっとも、レッツノートの頑丈さから言えばその先も数年間は使える可能性すらある。そのときはオフラインでスタンドアローンで使用してもよいのかもしれないが、その辺に出回っている安価なUMPCや10インチくらいのSurfaceタブレットPCのスペックを見ていると、レッツノートRZのCoreMプロセッサはまだまだ優位なパフォーマンスであり、現役でもう少し長い期間使えそうである。

それで今後Linuxを導入するか、TPMを回避する手段でWindows11を導入するかとかあれこれ検討していた。もっとも、Linuxは使い込んだことがないし、表向きGUIで動いていてもところどころで露わになるDOSコマンドプロンプトのようなものへの理解と操作が必要であるし、本来の業務の背景に徹すべきOSが表に出てくるような環境をどこまで使い込めるか疑問である。Windows11のほうは一度インストールを試してみたのだが失敗した。TPM回避するという手法をネットで見て、それ通りにインストールをしてみたものの条件を満たさないのでインストールできないと表示されて、Windows11の導入はあきらめてLinuxを2年後使おうと覚悟したのだが、先日インストールの手順を見直して改めて試行したところすんなり導入できてしまった。インストール自体は数時間かかった。その後、再起動とそこからの起動待ちを延々何度か繰り返して、普段使用しているWindows11の設定画面が表示された。

インストールはクリーンインストールを選択したのだが、前のwindows10の環境がそのままだったのでWindows11起動後のアップデートでは容量がぎりぎりで、必要なソフトを入れる余裕すらなかった。仕方なしにwindows10時代のOSやソフトが入った領域の情報は消して容量を確保した。OSが起動した時点で前のバージョンを消すことに躊躇しなかった。Windows11環境のRZは普通に使えている。タッチパネルが使えるし、無線LANBluetoothも使えている。サウンドも使える。ふと気づいたのだが、全て汎用ドライバによる稼働である。サウンドカードもRealtekのユーティリティが常駐して制御していたのだが、今度の環境にはこれらは入っていない。購入時にWindows8.1からWindows10をインストールしたときはクリーンインストール状態だったためPanasonicのサイトからBluetoothやLANやトラックパッドのドライバーを個別に入れた。もっとも、入れる操作ができたのだからインストールしなくても動いたともいえる。元のPC自体が古いものなので下手にドライバを入れると古くて対応しないとか不具合になってもいけないので、下手に設定を変えることなく、このまま使おうと思う。

OSは無事起動して、edgeを通じてChromeをインストールし、そこから使用するソフトを一通りダウンロードした。突然使用する機種が変わってもおおむね通常こなしている作業をシームレスに続けられる程度の環境を作っていく操作は普通にできた。ここまでくると、ほぼレッツノートQVの縮小版のようなデスクトップの見た目である。ただ、基礎体力は違うわけでWindowsアップデートをバックグラウンドでしているときはやや動作速度が遅く感じた。ソフトがインストールされても、そこから実際に使えないと意味が無いが、MS-Officeを導入してファイルを開いてみると普通に使えているので、日常で余程重い動画ファイルや画像ファイルの編集でもしない限りは支障なく使用できそうである。

かくして、持ち運びにこれからも使えそうなレッツノートRZであるが、どのような場面で使うかは迷う。行程でファイルの編集を伴う重要な用途であれば、レッツノートQVのほうが性能面では安心である。旅行でPCがあったほうが助かるような場合だとレッツノートRZだし、出張ではUSBメモリにファイルを入れておけばよくて、何か手直しが急に必要な場合にはそれでよいだろう。かといって、製品の寿命で故障となっても困る。多分今と同じようにQVメインで時々RZを持ち運ぶことになるのだろう。