めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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Twitterに代わってMastodonという主張に思うこと

TwitterJPでニュースのキュレーションやトレンドを恣意的に操作したり、特定の思想になびかないユーザーをシャドウバンと呼ばれる方法で表示されないように操作していた工作チームが瓦解してしまった。そのため、特定の団体が利するようなツイデモを扇動して攻撃的・他罰的な言動を劇化させる情報工作ができなくなってしまった。

そのためか、ハフポストはSNSのなかでもマストドンをしきりに称賛する記事を掲載するようになった。まだあったのかと驚くマストドンだが、以前使用していた当時はサーバーがあちこちに散在していて統一したトレンドを作り出したりツイデモを煽るには難しい仕組みだったように思ったし、そもそもユーザーもハフポストがターゲットにするような社会に対して薄っぺらい問題意識を持ってウットリするような人たちが嫌うような、ディープなユーザーが多かったように思うし、なぜマストドンをしきりに勧めるのかは疑問が残る。

ところで、そのマストドンではハフポストの公式アカウントが無い(・・・久々にアカウント設置して検索してみた)。大手新聞社などのマスコミ各社の公式アカウントも無い。企業もしかりで、ニュース系は特務機関NERVのbotくらいしかない。著名人アカウントもあるのかもしれないが見つけられない。どこのサーバーで誰が何をしているのか、正直見えてこない。官庁アカウントも無し。ほとんど原野に近いところで、何か書きたい人は適当に書くし、画像などを掲載したい人は掲載するし、全体で統一されたトレンドがあるわけでもないし、主体性のない言論プロレスイベント・・・社会の分断や差別を煽るようなキーワードをわざと投入して論争を起こして有名人たちが参加して閲覧を増やすようなこと・・・しか関心の無いようなユーザーには居心地の悪い場所であるように思えた。

マストドンは一時的な流行でユーザーが増えて、また静かな空間に戻っていくのだろうと思う。情報操作とも無縁で、炎上キーワードで言論プロレスイベントして分断や対立を煽る行為とも無縁で、静かに面白いことを黙々と個々人がする場所として続いていくのだと思う。はたから見ていて面白いと思ったら参加すればよし、居心地の良いコミュニティを作るには荒廃しづらく継続しやすそうな場所ではないだろうか。

ただ、それであれば既存のブログという仕組みもあるし、HTMLでコードを書いて自分のサイトを構築してもいいし、マストドンという場にこだわる必要もない。Twitterがだめなら、他のところで一糸乱れず統一行動ではなく、Twitter以前のネットのようにあちこちで情報発信に戻るのではないだろうか。Twitterで交流がだめでもメールやLINEのIDがある。いくつも同じようなアプリがあるではないか。SNSのプラットホームなどどうでもよい、それが居心地の良い面白い場であることが重要ではないか。Twitterの次の時代の面白いものは、そういった手探りで時には格好悪く、あれこれ模索して方式を考えて、確立されたところからまた生まれてくる。Twitterをやめてマストドンをすればいいとか、そういう話ではない。