めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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レッツノートQVにUSB PDの導入を検討

それほど重量差はないのだろうけど、レッツノートQVはレッツノートRZに比べて重い気がしてなかなか持ち運ぶ気になれなかった。RZ以前に持ち歩いてきたThinkpadに比べれば本体重量も本体サイズも軽いはずなのに、RZより一回り大きいというだけで負担感を感じていた。

そうはいっても、レッツノートQVはラップトップPCの同程度の性能のものの中では格段に軽量で小型であるから、これが持ち運びにくいというのは偏見なのだと思う。一つは持ち運びになれれば違和感は感じなくなるだろうし、持ち運びの際の負担感を軽減すれば持ち運ぶことへの抵抗も少なくなるだろうとよい方法はないか模索していた。

その中で、特に負担を減らせそうだと感じたのが電源ケーブルである。そして、この電源ケーブルは持ち運びにさいして問題を抱えている。レッツノートQVの電源ケーブルはRZの時と違って全長が短い。そして、短い全長の中で中間のところに変圧器がある。RZのときのケーブルに比べてずいぶん短くなってびっくりしたものである。今時のコンセントが机にある飲食店やホテルなどではまだいいものの、古めの築年のホテルとかコンセントまで距離がある場所で電源に接続しながら使うときにどうしても中途半端なところでロープウェイのように変圧器がぶらつくという不安定さがあった。そして、この電源ケーブルはRZのものより一回り大きくて重い。

ここでレッツノートQVとレッツノートRZを比較してみると、QVは本体重量が約950g、電源ケーブルは約270gで合計約1.2kg。RZは本体が約750gで電源ケーブルが約200gで合計約950g。もっと重いと思っていたのだが、せいぜい缶コーヒー1本程度しか変わらない重量しか差が無いのは意外だった。案外持ち運びに負担感は無いということである。本体重量はこれ以上下がらないから、電源ケーブルの重量を減らしたいということでレッツノートQVに実装されているUSB PDに着目して、USB給電の充電アダプタを使えばもう少し軽くなるのではないかと検討することにした。

レッツノートQVのUSB PDは65W以上のものを推奨している。それより低い電圧のものは使用しながらの充電ができなかったり、あまりに低すぎる電圧のものは電源オフ時の充電すらできない。かといって、65W給電をうたっている充電アダプタもネットで調べてみたレビューサイトの管理人が実際の数値を測定してみると57Wくらいだったり、理論上の最大値であってその値が出せているわけではないようである。だから、アダプタは65Wのものではだめで、もっと上の90Wとか100Wのものを使わないといけないということになる。

そこで100Wの充電アダプタを見てみると、重量が180-200g、ケーブルが30gくらいだと結局標準の電源ケーブルとの重量差がほとんど無いということになって正直重量軽減のためにUSB PDの充電アダプタを購入するメリットは薄いと判断される。今もスマートフォンの充電などでUSBケーブルを持ち歩いているが、収納で折りたたむせいなのだろうけど断線でダメになる。頑丈さをうたってビニール被覆ではなくて紐のような繊維で被覆されているケーブルも売られているが、けっきょくそれも使っているうちに断線してデータの転送などができなくなってくる。USB PDに使われるケーブルは高い電流・電圧に対応した構造で決して安いものではない。ましてや100W対応のものはなおさらで、そのケーブルを何度も買いなおす気にはなれない。また、充電アダプタそれ自体のサイズも扱う電圧が上がるほど大きくなる。そして安くない。

USB PDを導入するメリットをあえて挙げると、電源からPC本体までの距離がある場合に自在にケーブルの長さを変えることで対応可能な点である。それ以外に関してはケーブルの耐久性から重量から通常の電源ケーブルに勝る要素は無いように思われる。USB PDを導入すれば持ち運びの快適性に資するかもしれないと思ったのだが、案外そうでもなさそうである。