先日、マルチ商法のしつこい勧誘をされて激怒して暴れて強制解散に持ち込んだ。
喫茶店のボックス席の出入りしにくい奥の方に座らせて、周囲を信者で囲って何時間も尋問のようなやり取りを繰り返させられるのである。まずは何年も会っていない、さして親しくもないような奴からメールやどこから調べてか分からないようなLINEが来る。そして、こちらは会いたくもないのに会う約束をしきりに取り付けようとしてくる。久しぶりも何も、何年も会っておらずやり取りもなく、それで人間関係に支障をきたさないような人物は赤の他人である。
この段階でマルチ商法かカルト宗教の勧誘である(きっぱり断言)。正直会いたくないのだが、ブログのネタに丁度良いので途中でブチ切れて終わらせる予定で行くことにした。某駅の近くで待ち合わせになり、正直相手の顔を覚えていなかったのだが向こうがそういっているからそいつが待ち合わせしていた相手なのだろう。それから近くチェーンの喫茶店に行かされた。2人のはずがなぜか良く知らない付き添いがいて、例のボックス席の奥に座らされた。
久しぶりにあっただのと懐かしいを連呼するのだが、正直記憶にない奴だった。そして、分かっているのだが丁度近くに尊敬する先輩が来ていると言って電話で呼び出した。すぐに入ってきてどうみても芝居である。分かりやすすぎるんだよ。その尊敬する先輩というのは、白髪交じりのもしゃもしゃ頭で、人種や日焼けとは違う色黒さがあって、しゃべるたびにたばこ臭くて歯がどす黒く汚れて前歯が所々虫歯になっていた。
そして、分かっているのだが仕事の話になってしきりに今の生活に不満が無いか聞き出そうとしてきた。こちとら専門職で富裕層なんだよ。適当に受け流していたが、それが同意だと思われたのか、しきりに儲かるだの仕事をしなくてもいいだの言って、その方法に興味を持たせようとしてきた。しかし、正直今の仕事で報酬は十分額出るので今の仕事をやめる手はなかった。興味はないというと、なぜか彼らは激高して貧相なくせに上から目線の社会批判をしだしてこちらの意見を否定し、楽して儲かるという話に持っていこうとした。
このやりとりが延々と続いた。楽して儲かる割には、尊敬する先輩というのは場末の焼き鳥屋とかでトラブル起こして出禁になってそうな貧相な姿で、必死で富裕層アピールするのだが日焼けや人種とも違う不健康そうな肌のどす黒さとか歯の汚さとかを見ていると、どう考えても金銭面で充実しているとは思えなかった。そして、延々とやりとりしているのだが、その間に注文したのは最低額のコーヒーのみであり、どう考えてもマルチ商法だかカルトだか知らないが、勧誘しようとしているものが足かせになって貧乏暮らしをしているようにしか見えなかった。
結局、出たいと言ったのだが阻止されたので、大声上げて隣の自称久々再開した友人を殴ってテーブルの上を歩いて通路に出て、そのまま帰宅した。喫茶店の人には謝った。なぜ私を勧誘対象にしようと思ったのかは不明だが、私レベルまで手を出さないと誰も応じてくれないあたり余程周囲に知人も友人もいないのだろう。
みんなも閉じ込められたらテーブルの上を歩いて脱出するといいよ。
