他者を支配して、己の欲望のために都合のいいように利用しようとする異常者がいる。そういった輩は常に周囲のターゲットを探している。そして、独自の嗅覚でターゲットとなる相手を見つけると、とりついて搾り取るだけ搾り取ろうとしてくる。筆者は実際は陰険極まりなく攻撃的らしいが、見た目は弱弱しく嫌なことも言い返してこないように思われているようで、なんどかそういった連中のターゲットにされてきた。
こういった異常な連中を何人か振り払ってきて、他者を支配して利用しようとする者は言動に特徴があることが見えてきた。
まず、やたら高圧的な態度と言動の者が多い。そして、上から目線の言動が多く、立場は自分が上であることに異様なまでに固執する。一方で価値観の狭さや無知さ加減が所々で露呈している。そのくせに事あるごとに知ったかぶりをして何でも知っている万能者ヅラしたり、少し調べればすぐにわかるような嘘を平気で話に混ぜ込んでくる。そこまでして自分が上という主張にこだわるあまりに、会話の内容がかみ合わないし主題からどんどんズレていっているのに、その事にまったく気づいていない。
連中はまず他人の話を聞こうとはしない。自分の事や都合ばかりワーっと一方的にまくしたてる。他人の話は自分の自慢話とかぶせて見下す材料になったり、内容をとにかく否定して特定の価値観や主張を押し付けてくる。
そういった言動の所々には、有力者とのつながりをアピールして自分も同等だと思わせようとする話が織り交ぜられる。もっとも、有名人や有力者とのつながりをしきりにアピールするのだが、肝心の自分の実力については話をあいまいに濁す。物事がうまくいっていると自分が偉いから、上手くいかないのは実力不足ではなくコネがないから。全部そういった発想である。
ただ、何時間も拘束されて一方的に高圧的な態度でこちらの話を何でも否定したり特定の内容を押し付ける話を繰り返されると、うんざりしてくるか繋がりがあるという有力者が怖いので従わないといけないのかもという雰囲気になってきて、まんまと取り込まれてしまうのだろう。
何かおかしいと思っても、連中は異様に自己評価が高い。自分たちの実力不足はすべて他人のせいコネが無いせいにされてしまい、ターゲットから搾り取って得たないように自分の名前をのっけて手柄にすることで周囲には自分が万能だとアピールすることで自意識を肥大させていく。そうしていくうちに、実際は狭い価値観で世間知らずなのに、自分が世間のことを何でも知っている何でもできる万能者のように本当に思ってしまうのだろう。もちろん、それはターゲットがいないと成し遂げられないので、ターゲットに対しても才能があるとか評価されないのは世間が悪いなどとふきこんでおだてる。この環境に居心地の良さを感じたらずっと取り込まれて搾取するものがなくなるまで奪われ続けるだろう。
この種の他者を支配しようとする輩を振り切る方法は、常に何か変だと思うことだ。少し調べればわかるようなことに嘘を混ぜ込んだら、そこを突っ込む。自分の話を否定されたら、何が悪いのかと毒づく。有名人とのつながりをアピールしてきたら自分もそうだと言い返したり、知り合いだから確認してみると言う。こうやって、彼らが醸し出したい万能感の世界にストッパーをかける。そうすると、普段はその方法で主導権を握ってきた手法が使えないので連中の顔には明らかな混乱が見て取れるようになる。もちろん、そこから言動が支離滅裂になることもしばしだが、それはそれで否定すればよい。
そうすると、彼らは普段の手法が通じないのでまるで今にも泣きそうな顔をして怯えて見える。不思議なことに、この種の連中は全例そうだった。別にこちらは脅すようなことはしておらず、むしろ何時間も拘束されて特定の主張を押し付けられたりくさい口臭でまくしたてられてこちらが怖い訳だが、なぜかこちらが脅しているかのように彼らは泣きそうになる。ただ、それはこちらが主導権を握った証拠だ。彼らの世界観を中断させたら、今度は手下にならなくて済むように一切を否定する。関係性の否定も、今後何かしらのサービスを提供するような話も、一切断る。いわば、出入り禁止にするのと同じ要領である。
北九州や尼崎で家族でも何でもない他人がよその家庭に入り込んで、その一家を支配する異様な事件があった。これは極端な例なのだろうが、そうでなくても他者を自分の思い通りに支配しようと欲する連中はその辺にいて、利用しやすそうなターゲットを探している。事件にならないようなしょぼいレベルのことをしているだけで、支配される側には負担になることや何らかの犠牲が出ることには変わりない。
