めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

ADs

大阪震災のデマに想う

大阪の震度6の地震で、ネットを中心にデマが拡散された。東北の7年前の地震の時も放射脳が騒ぎまくっていたが、結局この種の連中の方がまともなユーザーよりもネットでは影響力を持っているのだろう。

ところで昨年秋、今回の震源地に近い京都の鉄道博物館で面白い展示パネルを観た。それは戦争中の空襲時の国鉄の対応を述べたページである。

空襲時には鉄道の運行を変更することもあるが、電話問い合わせには応じないので駅で確認しろというスパイ対策のような内容とか、標的にならないためか燈火管制を徹底する内容が書かれている。とりわけ、空襲時には乗務員の誘導に従って動くことという項目の一文が印象深かった。「多数の人の集まりであるから落ちついて、あわてず、素早く行動されたい」というものである。

最近の流言飛語は情報が限られた状態に限らず、twitterで絶えず状況が実況中継された状態でも流布する。情報の遮断下での混乱では説明がつかない。ただ、放射脳のように沢山情報があっても、それを特定の方向だけから受信して、それ以外の都合の悪い意見はブロックしたり国家や電力会社の陰謀だと決めつけて聞き入れない、そういった連中ほど流言飛語に踊らされがちである。

少し考えればあり得ないことや、我々の生活に何ら影響の無い事が多いはずなのに、流言飛語を真に受けて混乱する。デマに惑わされない為には、情報を満遍なく受け取っているように見えても、方向性が特定方向のみであり、結局情報が入ってこないに等しい状態を自分で作っていないか、常に用心すべきである。