めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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コロナウイルスを避けて離島民泊という暴挙を糺す

コロナウイルス騒動で、またまたとんでもない連中が登場した。騒動を回避するためと称して、まだコロナウイルスの発症者がいない八丈島に民泊で滞在するというものである。
正直、発症者がいないのはたまたまだろう。東京都の定期的な飛行機が行き来しているし、今後持ち込まれる可能性は否定できない。もちろん、民泊利用者が持ち込む可能性も十分予想される。余計な行き来が増えれば増えるほど、持ち込まれる確率は増えることになる。
ところで、八丈島に滞在して発症した場合に、民泊としゃれこんでいる連中はどうするつもりなのだろうか。八丈島医療機関は限られている。町立八丈病院とそこを退職した開業医がやっている診療所の2箇所しかない。どちらも呼吸器や感染症のエキスパートがいるような病院ではない。
もちろん、当初の設立の趣旨からして島民向けの対応で手一杯のところであり、検査をしようとしても十分な医療設備が無い。 もちろん、医療機関を受診する権利を楯にすれば受診はできるのだろう。だが、そこから先の対応が心細い。
一応東京都であるから、検査のための採血や遺伝子検査などは可能かもしれないが、そのためには本土にサンプルを運ぶ必要がある。その時間は定期航空便の発着時間が決める。荒天時は欠航であるし、要するに結果が出るまで時間がかかるし、そこから対応方針を決める時間は更にかかることになる。
患者の権利をどれだけ主張しようが、離島という本土と距離もあり資源も限られた場所では、その土地で出来ることしかできないという現実を受け入れなければならない。安易に離島で民泊などと主張している連中は、彼らが感染を持ち込んだり発症したときのリスクを考えていない。もしかしたら、本土に戻れば万全な対応は受けられるのかもしれないが、移送するとなると対応する関係者への伝染のリスクがあるから断られるのがオチだろう。
結局、騒動に踊らされて離島に行くよりも、街中で過ごした方が様々な対応を受けやすいのである。それこそ、デマにすぐ踊らされるならば地震大雨騒動の時に買い込んだ備蓄食料があるだろう。家から出ないで備蓄食料を切り崩して引きこもっていたほうがよいのである。