古い電子機器の処分を決めて、荷物の中に仕舞い込まれていた過去のタブレットやスマートフォンのほかにバッテリーを取り出せないタイプのwifiルーターも回収に出すことにした。iPhoneとか初期に導入したWiMAXルーターなども廃棄すべきだったが、どこに入れたか場所が分からなかったので今回は出さないことにした。バッテリーが外せるタイプのルーターはバッテリーだけゴミ回収日に出して端末だけ処分すればいいので、これもいずれは廃棄である。
自治体のサイトで小型家電回収ボックスの場所を調べて、ボックスのある近所の総合スーパーに持って行った。すでにボックス内にはあれこれ電子機器が廃棄されていて、その中に捨てた。廃棄する機材の重量のほとんどはバッテリーというのもあるのだろうが、ボックスに投棄した後は荷物が一気に軽くなった。
廃棄することで、自分にとっては一つの時代が終わったような寂しい気持ちもあった。スマートフォンを使い始めた時期、モバイルルーターの恩恵を受けるようになった時期、まだPCのほうが便利なのでWindowsタブレットを使っていた時期、だんだんとAndroidが使い物になるようになってスマートフォンを使うようになった時期、デジタル端末の使用歴を辿るような機材を総て処分したのだし、当時の端末を手に取って思い出すような機会も無くなる。結構訪れた場所の写真は撮影してきたが、それを撮影しているということもあるのだろうが、これまで保有してきた端末の写真は撮影してこなかった。保有していたという証それ自体も、形状や操作性などの具体的な記憶はどんどん薄れていくことになる。
まだ、この種の処分すべき電子機器は残っている。古いMDプレイヤーは今後も使うことが無いだろうし、収録されている音源もほとんど市販の盤からとったものであるから、その盤のほうを聴けばよい。CDプレイヤーはコピーコントロールがされているものがまれにあるので持っておいた方が良いかもしれないが、ここ10年ほど全く使用していない。
何となくそのままにして荷物の中に仕舞い込んで、何回かあった住居の移転で一緒に持ってきたままで使うことも無く仕舞ったままになっているものが沢山ある。書籍とかもそうだ。そろそろ、そういった物品を処分して身軽になりたい。
