めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

ADs

偽造500円硬貨騒動に思うこと

あるアイドルのイベントの物販で偽造硬貨が使われたという告知が運営からされた。500円玉の見た目だが、色が黒くすすけたようになっている。銀行では偽造硬貨という判定だったという。

実は、こういった色の硬貨を以前見たことがあって、偽造硬貨ではなく本物なのではないかと思っている。すすけた硬貨はゴミを焼くところでよく見つかる。自治体で収集したゴミを焼却処分するような大掛かりなところではなく、その辺の家庭とか空き地などで焼却炉や直に着火した野焼きで家庭ごみを燃やしているようなところである。

レシートなどのゴミに紛れて硬貨が紛れていて、ごみと一緒に焼かれるのである。そういったところで出てくる硬貨はすすけている。それから、強固な汚れがついていることがある。ビニールなどが紛れていて燃えるときにまつわりついたりして、硬貨単体をあぶるのとは違う状態になる。灰はアルカリ性だから、焼いた後に雨が降ったりするとイオン化して硬貨を腐蝕させるというのもありうる。そこが駐車場だったりすると、自動車が上を走って砂利などで圧迫されて煤けて曲がった硬貨になる。

一方、偽造硬貨だとすると額面の高い500円なので換金性は確かに高いが、たかが500円である。しかも、500円硬貨は年々偽造対策が巧妙になっている。偽造のコストがかかりそうだが、その反面で拙劣な出来具合をごまかすために汚している可能性とか、腐蝕を起こすことで電気抵抗を変えて自動販売機で使えるようにする対策の可能性もある。

偽造硬貨という判定を銀行がした根拠が何かはアイドル運営の書き込みではよくわからない。500円硬貨は0の部分の文字が浮かぶ細工や側面のギザギザの斜め加工とか偽造しにくい工夫をしているはずで、意匠とか切断して金属の性状を確認したとか、偽造と判定出来るポイントがあったと思われる。ただ、単に激しい汚損というだけで偽造判定したのであれば、本物の硬貨でも日常生活の場であの程度まで見た目が変わることは十分ある。