ここ数年、何回か住居を引っ越した。本当なら毎回要不要なものを分別して廃棄していった方がいいのだが、なかなかそうもならずに年度末ぎりぎりで転居しなければならない日程上、そのまま荷物に詰め込んで運び、運んだ先でもすべて荷ほどきするわけではなく仕舞ったままで山積みという状態が続いていた。非効率なことに、必要になったものが以前買ったはずだがどこにしまったか分からず、結局もう一つ買うなどという馬鹿馬鹿しいこともしていた。
今度の物件は所有物件で、都合によってほかの土地に行く必要が出てきても拠点としてそのままにしておけるので退去する必要が無い。今のところ今後数年は居住することが決まっているので、引っ越して1年ほどたった今、思い切って荷物整理することにした。物品を詰め込んだ段ボールはやはり仕舞ったままで、その中で特に使う物を入れた箱を開けっぱなしにして、その周囲に新しく買ったものを置いて行って床の面積がだんだん狭くなって掃除しにくいし暮らしにくくなったというのが大きい。
荷物のほとんどは書籍で、本棚に展開したり不要なものを分けてかなり箱が減った。本も箱の中にいれたままだったり、本棚に縛った状態で置いたままの物がほとんどだった。今度書籍を参照する必要が増えてくるので、一挙に出すことにしたのだった。山積みの段ボール箱はそのほかに、都度必要になって購入してきた雑貨類がある。いつまでも箱を取っておく必要のない古いCDドライブやタブレットの箱は処分した。廃棄した機器の説明書やドライバCDも処分した。
また、荷物の中からフロッピーディスクとドライブが出てきた。いまどきフロッピーディスクは使わないし、そのディスクを数枚小分けにしていれるケースなど猶更必要ない。そこで、ケースは捨てた。大学受験の頃に買ったのだろうが、単語カードもいらない。いつ購入したかもわからないボールペンはインクが出なさそうなので廃棄した。あちこちの箱に散在していた文具類は全て一つの箱にまとめ、使用頻度の高いものだけ机の近くに置いた。
書籍と雑貨関係が片付いたら、ほとんど他はすることが無かった。あとは玄関の靴箱スペースも靴の他に傘とか洗剤や石鹸などを買ったらそのまま放り込んで無秩序になっていたので、カテゴリごとに整理した。かなりこれで入口から部屋まですっきりと片付いた。ゴミ袋は数袋分出た。最初に引っ越した時は45Lのゴミ袋に25袋くらい処分するごみが出て、まとめて捨てようと玄関に置いていたら出られなくなったことがあったので、あの時に一気に片づけたというのはあるが、それでもそこそこ不要なものはたまっていた。
今は片付け後の部屋でゆっくりしている。新しいPCを迎え入れるにふさわしい環境を整えている。
