自分の仕事にかかわるサイトは未だにテキストエディタでコードを入力して、FTPソフトでサーバーにアップロードする旧来の方式で更新している。レスポンシブデザインを導入しだしたのが2013年で、bootstrapはその後2016年にようやく使い始めた。
新しい技術への手出しは遅い方なのだろうが、昔からあるWordPressでのサイト作成については永らく避けていた。サーバーをどこに設置するとか、そこからの設定が面倒そうなので着手してこなかった。さすがにあちこちのサイトがWordPressで運用されている現状で全くタッチしていないのはまずいだろうと、今年に入ってサイトを設置してみた。デザインについては無料で使用できるツールで何とか体裁を整えることができ、内容も整備して運用している。
WordPressを使ってみたはいいものの、正直そこまで頻回に内容を更新したり多岐にわたる内容を掲載するわけではないので、WordPressの仕組みを使ってまで運用するサイトではないと思い始めてきた。トップページに固定するページが数ページで、その内容も数か月に一回変えればいい。
WordPressはもともとブログであるから、このブログのようにサイトのほうでもブログのコーナーで更新すればいいのかもしれないが、こちらのブログの更新で書くものが無くなってしまうだろうし、WordPressよりもMovableType方式のほうが使い慣れているので、はてなブログでも忍者ツールズでもいいからブログを設置してリンクを張り、ブログサイトからブログへのリンクを作るというおかしな状態にはなるが、あれこれ内容があるが方向性がはっきりしない雑多な情報の詰め合わせよりは、仕事のサイトは仕事のサイトとして運用したいのでどうしてもサイトを分けることになる。そうすると、今ここでブログを設置しているのと大差ないことになるが、このブログはこのブログとして更新を続けて、仕事用のサイトのブログコーナーはそれとして整備という無限に手を広げすぎて維持管理しきれなさそうな状態が容易に想像できて気が進まない。
結局、もともとサイトを設営していたサーバーにHTML方式で内容を最新にした旧来のサイトのほうも更新して両方運用している。そのうちWordPressのサイトのほうはブログ的な運用のほうがメインになって、仕事内容の紹介は単に「筆者紹介」的な固定ページに集約されて単なるブログサイトと化すかもしれない。そして、HTML版のサイトからブログとしてリンクされる運命になるかもしれない。それはそれでよいかもしれない。WordPressは所詮ブログなのだから。