めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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自分が選ばれた者だという幻想

「自分は・・・のツウだ」と称して、色々と知ったような口ぶりで他人の問題に平気で首を突っ込み、方針に口を出したり否定して仕切ろうとする者がいる。しかし、なんでも知っている風に振る舞う者ほど、話の内容が深くなればなるほど実際のところ何も知らないことが次々露呈して正体があらわになってくる。
「自分は・・・とコネがある」と称して、あちこちの有名人物との交流があるような口ぶりで大物アピールをし、それを以て自分も同列で扱うように求めてくる者がいる。このような、自分が重要人物だと称する者ほど重要人物ではないものだ。実際に名前を出された本人に聞いてみると、会ったかもしれないが人が多く集まる場で偶然声をかけられただけだったり、何年も会っていなかったり、到底コネや親密な付き合いがあるようには思えない実態が見えてくる。そして、こんなことが本人に質問できる機会を有する筆者のほうがよほどコネがあるわけである。
「自分は特別である」とか、「お客様である」という立場をことさらアピールして、相手に対してルールを逸脱して自分だけ得をするような扱いを求める者がいる。そういった連中はサービス業を疲弊させる原因の一つとも言えるだろう。当たり前だが、そういったアピールをしている連中ほど、サービスを提供する側からすれば特別な存在ではない。
それでも特別扱いされる客というのは存在する。一般では考えられない額を投じて購入する本当に特別な得意客だったり、創業時からの信頼関係が構築されている本当の意味の得意客だったりする。そういった「特別」という言葉が生きてくる例と比べると、その店と大した関係もないのに特別扱いされて当然と考える態度はみっともないし、自分が特別扱いされて当然と思っているとすれば脳の病気だろうから病院に行くべきである。
各界のエリートと言われる人たちと接する機会が多々ある。そうすると、そうではない人たちとも接する機会があるので、エリートとそうではない人たちの違いを対比することがある。選ばれた者ほどルールを守り、特別扱いを求めない。選ばれていない者ほど重要人物ぶってルールを破ったり、それを肯定させる待遇を求める。毎回そう思う。