めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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儲け話を持ち掛けられて

立場上、かなりの確率で儲け話を持ち掛けられることがある。一定の根拠のある事業計画への出資願いについては儲け話から除外するとして、儲け話にはいくつかのパターンがある。
一つには、すでに完成された詐欺商品の勧誘である。時折世間をにぎわす事件の元になる色々な「投資商品」のようなふりをした別の何かの紹介だと思ってよい。この種の話は正式な認可や根拠のない物は相手にしていないの一言で拒絶している。
もう一つは妄想型の儲け話である。「...すれば儲かる」という妄想の中で話者が社長になって成功するという話ばかりされてうんざりする。
この後者のケースがたちがわるい。
まず、大抵の場合は儲かるというのは妄想であり、売ろうとするものの需要や、想定の収益、収益を得るためにどれだけの経費が掛かり、実質の利益は何割か、そもそも本当に売れるのか、といった事業の詳細を問い詰めると答えることができない。単に無根拠に儲かると思い込んで喚いているだけの状態である。
また、話を持ち掛けてくるには事情があるわけだ。儲かる、だからお前が手伝え、金を出せ、人を紹介しろ、そういったたかりもセットになっている。自分からは事業を起こすうえで何も出さないのだが、他人には出させるし、出して当然の態度でいる。それを引き出すために話を持ち掛けてくるわけだ。
この種の話はもっと詳細を聞いていくと呆れる。周囲の様々な仕事をしている人たちを友人とかコネといった言い訳で集め、友達なのだから無料だったり割り引いて当然の態度でタダ働きで動員し、事業の立ち上げから運営まで動員しようとしていたり、そもそも事業内容が詐欺マルチまがいだったり、法的に実際に問題になるような内容だったりする。そんなものに周囲の人たちを関わらせようとしている。
要は、手っ取り早くお金が欲しいだけなのだろう。周囲の人間関係を換金して、自分の利益にする。今後の人間関係や社会的信頼が無くなっても、その場でお金になればそれでよいという考えなのだろう。その程度の根性が露呈するだけの話だ。