めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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タクシーやバスの事故問題

時々、タクシーやバスの運転手が運転中に発作を起こして意識消失し事故を起こすニュースが報じられる。つい最近も都内の道路でくも膜下出血を起こしたタクシー運転手が歩行者を跳ね飛ばす事故があった。心筋梗塞脳梗塞脳出血が多いようである。

タクシー運転手はマスコミがあれこれ報じているように歩合給で一日営業しても収入がたかがしれており、若年者が参入したがらない。手袋着用で指切断を隠せるので、昔から問題を起こした者の受け入れ場のようになっている側面もあり、おかしなものが多いことから今後も若年者の参入は難しいだろう。

バスも日本の道路事情が良くなって鉄道網にとってかわられた時期には線路がなくても路線網が構築できるきめ細かな未来の交通手段ともてはやされた時代があったが、地方では過疎化の影響で鉄道路線はおろかバスの路線網がマイカー優位になって廃止されたりしてバス会社の経営が補助金頼みになっていたり、こちらもジリ貧状態の業種である。しかも、大きな会社や公営交通だと年功序列制社員制度で年配者の人件費が上がるために若年者の採用を抑えるなどして、こちらも若年者の参入が減ってくる。

結果として、バスもタクシーも運転手は病気になりやすい中高年が運転することになる。運転に熟練してかえって安全だとおもいきや、この年齢層になると長年蓄積した高血圧や脂質異常症などで突然脳出血心筋梗塞などで意識を失うリスクが増してくる。病気になったら治療しなければならないのだが、その治療費を捻出する余裕がなくてヘロヘロ状態になりながら乗務し続ける不健康な運転手が、特にタクシー運転手によく見られる。いよいよ運転できなくなる限界まで彼らは乗務し続ける。

これが航空機だと定期的に健康チェックがなされるし免許の更新も年齢上限があるのだが、自動車の二種免許は取ったら最後で免許返納するまで更新し続けられるし、更新の項目に健康状態が入っていない。

かくして、悲惨な事故が定期的に起こるのだが、それは氷山の一角であり、発作が起こっていないだけで不健康な状態のドライバーが運転する車両がその辺を走り回っている。次に事故にあうのは自分たちかもしれないし、それは乗車しようが歩行者の側にいようが近くで車両を運転しようが遭遇しうる。