めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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不当な支配から逃れる自由

今の世の中は豊かだから、無数の選択肢がある。反社会的で他者に迷惑をかけたり法に反するものでないならば、その結果を本人が受け入れる限りは何を選択しようが個人の自由である。何を考えようが、どう行動しようが、何をいくらで売買しようが、それらは自己決定権の名の下に個人の自由に任せられている。

ところが、それでは困る者が一定いる。他者を自分達の都合の良いように動かす事で利益を得ている連中だ。彼らは自分達で目的達成に必要な事を賄えないので、周囲に取巻きを囲って利用する。そんな時、彼らは利用したい対象から少しずつ様々な自由を奪っていく。そうすると、対象は彼ら無しには生きて行けなくなるように思い込み、思い詰めて服従し、出せるものが無くなるまで搾取され続ける。

身体の自由、経済の自由、精神の自由は特に狙われ、重点的に奪われる。

軟禁したり、移動手段が限られている場所で移動手段の利用を制限する。病気や障害を抱えているならば、その治療や社会復帰を妨げる。経済的に搾取したり取り分を不当に制限することで、蓄えが出来にくいようにして、他の収入源を探そうとする余裕を奪う。自己資金の使い方にいちいち口を出して、まるで他者の経済活動と化す。判断の場に干渉して自己決定権を妨げる。そのためには脅しも用いる。考える余裕を奪い、押し付けた特定の方針のみに従わせようとする。選択肢を与えなかったり、選択肢があることを隠す。

これらが担保されると対象は自由に自己選択して逃げてしまう。一つでも欠けると社会生活が困難になり取り込み易くなるし、逃げ出しにくくなる。

何者かに不当な支配を受けないためには、必ず身体・経済・精神の自由を確保しておくことだ。そして、何か状況がおかしいと思ったら、何の自由を妨げられているのかを考えることだ。現況を把握したら、逃げる準備をすることだ。自由の確保や取り戻す方法を考えたり、代替手段で達成する方法を考える。そして、上手く逃げる。

相手が信じるに値するならば、自由を奪って成立する関係を強いられる必要性がない。だから、何かおかしいと思いながらも、相手との関係が悪くなることを心配して現状に甘んじる必要はない。窮屈な支配関係の外の世界に出てみれば、彼らのことなどバカバカしいと本心から確信できるだろうし、沢山の機会をくだらない関係のせいで逃していたことを悟るだろう。