長らく使用してきたPhilipsのカナル型イヤホンの音質がヘッドホンに比べると劣るので、それは仕方ない面はあるとは思うのだがもう少し高くてもよいので音質の良いものの購入を検討していた。バッテリーへの充電やBluetoothへの接続性が悪いのは困るので、有線イヤホンを探すことにした。
ヘッドホンと同じPlantronicsは既にHPに統合されて会社が消滅しているし、ヘッドセット中心でイヤホンは電話に使う片耳用しかない。BOSEには有線イヤホンは無い。Panasonicはカナル型のマイクなしの安いものを以前購入したことがある。音は悪くなかったが、スマートフォンの通話にも使えるマイク付きモデルだとワイヤレスが主流になる。SONYもそんな感じで有線イヤホンマイクは選択肢が少ない。
結局購入したのはぎりぎり4000円行かない程度のSennheiserのリモコン付きイヤホンマイクである。JBLの安い製品と、finalという会社の製品もあったが、結局ブランド名に負けてゼンハイザーのイヤホンにした。有線でリモコン兼マイク付きで、これならばスマートフォンやタブレットでの音声通話やビデオ会議の利用も可能である。
使ってみると低音がしっかり表現されていて、スマートフォンで使う際にはイコライザー設定をヘッドホンの時と変える必要が無いくらいの音が出せている。インナーイヤー型イヤホンの時は、どうしても遮音性が悪くなるので低音を強調気味にしたり調整しないときれいに聴こえないところがあったが、これはそこまで対応する必要が無い。Philipsのカナル型イヤホンでヘッドホンのイコライザー設定で使うと、低音が出すぎて他の音が潰れる感じがあった。音質の違いは、どっちも安いとはいえ価格が若干高いから低音でもぶれないような構造にできたからだろうか。
使っていると、ヘッドホンは不要だったのではないかと思うような感じで、これから暑い時期に蒸れるし日差し除けのサングラスとも競合するので使いたくなかったヘッドホンに代わって、出先でも快適に過ごせるようになった。
