ボールペンをやたら使うようになった。紙ベースで記載をする必要があり、鉛筆系では消えてしまったり改ざんしやすいので真正性を担保するためにどうしてもボールペンが必要になる。以前からそうだったが、今年度になってから少し環境が変わって猶更必要になった。
一般の文房具店で売っているジェットストリームが書き味が良くて気に入っているが、別にそこまで凝ったものである必要もないので100円で何本も入っているものを買うことにした。店頭には1本売りのものもあったが、お目当てのたくさん入っているものがまだ売られていた。キャップ付きのものとノック式のものがいずれも10本入り100円で売られていた。ノック式はコストがかかりそうだが、それでも1本10円、インクの量もさしてキャップ式のものと変わっている感じもないのでノック式のほうを買った。
今時はモノ作りも中国製では人件費がかかりすぎるようになったのか、Hauserというドイツかインドかよくわからないが、海外企業の製品を100円ショップの運営企業が一括で発注した製品のようである。1本10円でノック式、すこし持った感じが軽いのが難点だがノック式としてきちんと使えるし、インクもきちんと入っている。
感心してしまったのが構造である。コストを落とすために部品点数を減らしていて、取り付けは芯にばねをつけて押しボタンと一緒にホルダーに押し込むだけ。全5点の部材でシンプルにできている。ジェットストリームだとその2倍は部材を組み合わせて作っているから、シンプルにできている。
持った感じは軽いが、書き味はシャープで特に紙に引っかかるような書き味の悪さはない。以前は先端のボールの出来の悪いものが多くて安物は使えなかったのだが、今時のボールペンは1本あたり10円でも案外使える製品に仕上がっている。
