めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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ポイントアプリとキャッシュレスアプリは不便

夏に旅行で数日間外出するときに、荷物を持ったままで移動するので持ち物を極力減らして行こうとポイントカードを整理することにした。ちょうどアプリ登録も各種サービスで勧められていたり、登録しないと実質的に使えないサービスもあったりしたのでネットで会員登録をきちんと行ってアプリをインストールしたのだった。

T-pointやd-pointのアプリ版を入れた。他にもヨドバシとかビッグカメラとかのアプリも入れた。結局一番使っているのはT-point、その次がd-pointである。しかし、どちらかといえば実物のカードを使うことが多い。スマホを取り出してアプリを起動しなければならないし、そこからネットワーク接続してオンライン上の会員情報からカードを表示するまでに時間がかかる。そこまでして使うのが手間にしか思えず、結局実物のカードを都度使っている。

アプリで助かるのは使用頻度が低めなヨドバシやhontoなどはアプリで済ませて実際持ち物を減らせたことくらいである。一番使うT-pointはコンビニでの利用が多いが、レジでの迅速な決済が必要なあたり、すぐに使えないアプリは不便極まりない。ましてや購入するものを抱えてアプリを起動するのも大変であるから、お金と一緒にカードを出した方が早いのだった。

また、ポイントカードアプリはカードのバーコード表示以外の余計な機能が多い。起動するとバーコードを表示しないでクーポン券などのサービスを案内してそちらへ誘導しようとしてくる。これ自体が必要な時に使えなくて不便という感想をより強固なものにするのだが、そのクーポンの内容がユーザー層を全く読めていないような品目ばかりで笑えてくる。登録時に年齢や性別は入れたと記憶しているのだが、全く合致しない年齢層や性別向けの商品のクーポンが入っている。今どきスポンサータイアップでクーポンをバラまくというマスプロキシな手法にバブル世代的な古さを感じる。

古さといえば、一部のコンビニやファーストフードでラジオ番組みたいに独自の放送をしている店舗も古いと思う。一日の客数が多いのでアピール効果があるという触れ込みで広告費を集めるビジネスをしていた名残なのだろう。正直、コンビニだと滞在時間は数分であるし、自分が欲しいものを探すのに夢中で店内放送など聞いているのかも疑問である。その放送でどうもリクエストで曲を流しているらしいのだが、コンビニにせよファーストフード店にせよ、毎日長時間いて放送のリクエスト先を知っていて曲が流れるのを心待ちにしている客というのはまず想定しがたいから、どんな人が曲をリクエストするのだろうと疑問に思うし、これも特定の楽曲を売り込めるという触れ込みで芸能事務所やレコード会社を巻き込んでタイアップ企画をしているつもりなのだろう。もちろん、誰も相手にしていないから広告費だけ払ってさして効果は出ない仕組みである。

キャッシュレスアプリも表示までの手間を考えると使う気になれない。どうも古い考えの人たちが考えた新感覚のナントカ的な紛い物にしか思えない。日本の通貨の信頼性は抜群であるし、国内の大抵の店で使用できるという規格を超えた万能性がある。それに勝るキャッシュレスアプリは今のところない。折衷案としてはキャッシュレスアプリのバーコードだけ印刷した実物カードを提示するのならもう少し浸透するかもしれないというのは思ったが、偽造は写真撮って表示するだけで簡単にできてしまうし、それならカード決済ということになって結局旧来のクレジットカード決済や交通系ICマネーの一人勝ちになるのだった。