めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

ADs

PCのライフサイクル

windows XPが使われていたころは、まだこんな機種が現役なのかと思うようなPCが普通に使われていた。大きいのにパフォーマンスが振るわないデスクトップPCとか、携帯性を無視したノートPCとかあった。同じwindowsXPが動いていても、異様に遅かったりHDDの容量が少なかったり、デザインが古風だったり、製造年が不明なものもあった。それが長期政権だったwindowsXPの頃のPCだった。

とはいえ、もっと前のwindows98のころは1980年代半ばのPCも普通に使われていた。その数年前まで廉価版というくくりでフロッピーだけでも起動する486搭載のPC98のDOSマシンが売られていたので、そのPCでフロッピー起動する一太郎とかLotus1-2-3などの十数年前のPCのソフトがそのまま使えたし、要するにHDDなど無くてもフロッピーだけで運用できたので、性能差もへったくれも無かったから、ソフト発売当時のPCだってさしたる性能の差も感じることなくそのまま使えたのである。

いつの間にかPCにライフサイクルと淘汰の概念が定着した。オンラインでアップデートが提供されるようになって、ネットが普及して、セキュリティ対策をするのが当たり前という意識が定着した。安定稼働した状態なら現状維持しておけばずっと使えるであろうPCもライフサイクルと淘汰が及ぶようになった。

昔の、それこそ1990年代初頭ごろのPCは高価だった。今どきレッツノートが高いといってもせいぜい30万くらいであり、フロッピーしかストレージの無いPC98でも同じくらいして、あくまでそれがスタートの価格だった。そこからHDD搭載機種だと更に何十万円値段が跳ね上がって、メモリとかプリンタとかソフトとかで数万円単位でどんどんプラスされるのだった。需要が今ほど無かったので一般向けに量産されるものではなかったし、その中でPCを使うにはメーカーの言いなりになって高価だろうがその価格で購入するしかなかった。

その時代に比べれば本体は安くなったし、数年で置き換えとか言われても客も怒らなくなったのだろう。むしろ、同じ機種を使い続けて低性能にイライラしながら我慢して使うよりは新しいPCを数万円で購入した方がストレスが減るのだから買い替えを促された方が助け舟かもしれない。