めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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レッツノートの買い替えはレッツノートで

レッツノートの新機種選定でいくつか機種をみている。もっとも、いくつかと言っても10インチのRZシリーズ、12インチのSVあるいはQVシリーズくらいしか選択肢はないわけだが、自宅或いは外出先での利用を前提とした携帯性に優れ一定の性能が担保されている、タフであるという観点からの選定である。

RZは初代のRZ4以来、筐体の形が変わっていない。だから、RZの後継機種を購入すると同じ筐体のマシンが二つ体制になる。中のストレージ容量やメモリ搭載量は増加しているが、CPUは省電力型のためCPUスコアで他の12インチの機種に2倍近い差をつけられている。

この機種のメリットは750g程度の軽量さと10インチの小ささである。もっとも、この優位性も揺らいではいて、重量と小ささでは昨今流行のUMPCのほうがはるかに小さい。ただ、配列に無理がなく打鍵できるキーボードを有した小型機種、コネクタ類が充実している機種という立場では存在感は相変わらず衰えていない。

UMPCが欲しいと思っているユーザーは、過去のRZシリーズの中古品と新品バッテリーを購入した方が価格のわりに満足度が高いのではないだろうか。

12インチモデルに目を向けると、昨年2019年に登場したQVシリーズは2in1のタッチパネル対応機種であり、ちょうどRZシリーズの処理力の低さや画面の小ささを改善したような製品に仕上がっている。なんやかんや言って、MacBookよりも小型軽量なのだから国産PC恐るべしである。

サイズとしてはRZより横幅と奥行きが2cmほど大きくなっている。私の場合、これまで14インチ程度のPCなら持ち運べるカバンの中でRZを縦方向に収納できていたのが難しくなるくらいで、重量は数百グラム増えるだけ。持ち運ぶ上での欠点は特になさそうだ。

QVが登場した直後に秋葉原駅構内の展示会をしていて、そこで触らせてもらったときはRZの携帯性を取ったほうがよいと思ったが、会場では大きく見えたがスペック表でサイズがそれほど差がないという事実を突きつけられた上に、ゲーミングノートPCを使ってみて通常のCPUの処理速度のメリットを享受すると、考えはその時とは少し変わってきた。

QVはRZより多少大きくなったとはいってもさして携行に支障無く、やはり展示会でPanasonicの技術者の人たちがイチオシしていたように魅力的な機種ではある。ただ、サイズのわりに画面解像度が良すぎる。展示会の時にQVにマイナスイメージを抱いた理由の一つである。ディスプレイのアイコンが小さすぎるしカーソルの移動も大変だった。そういった使いにくさはあるので使用開始後に設定を調節した方がよさそうである。

同じ12インチのSVシリーズは光学ドライブを備えている。価格サイトを見ていると、企業向けの仕様なのか光学ドライブがついていないモデルもあるようだ。SVはタッチパネル対応ではない。最上位モデル以外は光学ドライブもDVDのみでありBlueRay対応ではない。

ここで光学ドライブはどの程度必要かという話になる。生憎、今時のUSBメモリは大容量化していて、DVDが二層になってもたった8.5GBくらいしか書き込めない時代に64GBのものが1000円ちょっとで売られる時代になっている。そんな時代にPC本体に光学ドライブを備える必要があるのか。数千円で外付けドライブを購入した方がよいのではないか。

かつてのように光学ドライブに容量上のメリットはなく、単にGB当たりのメディアの安価さくらいしか勝ち目はない。書き込み速度は遅いし、重ね書きできない。最上位モデルを奮発してBlueRay対応にしても二層でたった50GBしか書き込めない。

光学ドライブは外付けで必要時に使うことにして、普段はUSBメモリで十分ともいえる。もちろん、光学ディスクは数十枚入りのスピンドルで売られていて容量あたりの価格は安価であるから、データの配布の用途には適している。ソフトウェアの多くがダウンロード形式になっており、光学ドライブを使う機会は減っている。

価格サイトを見ると安めに投げ売りされているRZとSVとQVを比べると、SVはOffice添付がない代わりに光学ドライブ搭載、QVとRZはOffice付きとなっている。ストレージやメモリ搭載量は同程度であり、QVが最も発売日時が新しく、CPUスコアも優れている。

RZをまた買おうと思っていたが、案外QVは捨てがたい。