めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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台風時の成田空港でJALがしたことについて

台風で機能停止した成田空港でJALが自社利用客にだけ食事を提供した。それに対して、差別だと主張するtwitterのアカウントが湧いて出た。もちろん、ほとんどのユーザーはその主張に批判的であり、食事をせびるなら利用している会社に求めろという意見ばかりだった。

しかし、一部にこの非常識なユーザーの主張に賛同して、日本航空は差別をしていて全員に無料で食事を配るべきだと言い張っている者が何人かいて背筋が寒くなった。その主張によると、自社の顧客に関係無く全員に無料配布すればもらった客が将来の客になり、将来の宣伝になるという。

限りあるものをどのように優先配分すべきか決める上で自社利用者を優先するのは差別ではない。元々は機内食としての提供を想定したものだろうから、利用者の数しか用意出来ない。食材の仕入れがなければ製造は出来ず、日本航空の能力を超えた食事サービスなど出来なくて当然である。

そもそも、食事提供しなかった自分の利用会社を責めるべきだろう。同じように欠航となって機内食は利用者分は余っている。そういった会社に、日本航空に対するのと同じ主張を浴びせれば良い。そして、LCCならそういったオプションは初めから有料なのだから、無料提供を期待するのは筋違いだ。

ところで、日本航空が食事を無料提供したら、一部の乞食が主張するように将来の客になり得たのだろうか。私はそうは思わない。

こういった人物は、無料で食事を提供されて当たり前という考えが否定されて悔し紛れにtwitterで悪態をついている訳だが、要するに都合良く値引きしたり、無料サービスする所を渡り歩いている。緊急時に食事無料提供のような対応をしてくれる会社だから選ぶのではなく、値段しか見てない。値段が高いとよそに移るので、まず客として定着しない。

そして、値段しか見てない客ほど対応の手間がかかって、企業の損失が増える傾向にある。そういった客ほど単価は低いが、細かい要求は多い。各種サービスを無料にしろ、安くしろ、品質は万全にしろ。値上げは儲け主義で企業努力が足りない。このシワ寄せは現場に来る。

例えば今回の空港の件で言えば、空港利用料や燃料費や機材整備費や機材運用などのコストはどこもほぼ同じである。値下げをするならば、それ以外のコストを削る必要がある。不要なサービスを減らしたり、効率化された利用の仕組みを了承した利用者が利用するのがいわゆるLCCである。ここで、従来通りのサービスを維持して安価にしろという要求は、企業や従業員に利益にならない余計な負担を相応な対価を払わずに負わせる行為に等しい。

同じ事を求められたら、無償提供に無償サービスを要求している連中は拒否するだろう。自分の利益はしっかり追求、他者には助け合いを強いている。乞食のような者が増えた。乞食根性のある者は将来的にも優良な顧客となることは無い。乞食行為が見られたら早急に排除すべきである。

どの業種でも、業者に対して相応の費用を出そうとしない者ほど、対応の時間をグズグズ取らせ、あれをしろこれをしろと注文が多く、図々しい無償奉仕の要求が多い。自分ではまかないきれない事を代行する為に専門的な職業は存在しているし、そのために費用が発生している。それが不当な額だと言うなら、自分で必要な事を賄うべきだ。