小型でフルサイズのwindowsが使えるPCというジャンルがある。
こんなもの昔からあるが、昔だとネット接続方法としてwifi網が無いとか、移動体通信のネット利用料金体系が高額だとか携帯時にネット接続するには敷居が高い環境だった。
また、バッテリー消費が激しくて稼働時間が少ないとか、そもそもフルサイズのシステムは稼働できず、携帯端末用のシステムだったり、バッテリー駆動でそこそこ使えるマシンはPCの域に達しない擬似的なもの、小型PCは小さいが使えない、そんな時代から小型コンピュータと活用しようとする勢力はいた。
今はスマートフォンの登場で、wifiや携帯電話網のデータ通信は当たり前になったし、携帯端末専用システム的なものはスマートフォンが担っている。タッチペンが無くても使えて便利だ。
PCも色々出ている。ネットブックにwindowsタブレット、昨今のGPD WINシリーズの様なPCのフルサービスのOSが使える端末も次々出ている。 実用に耐える端末が増えている一方、それを何に使うのかが希薄になっている。
小ささではスマートフォンが勝っている。メールのチェックも、webサービスもスマートフォンでできる。昔よりも外でPCを使う意義が薄れている。PC単体で通信できる機種はそれほど無く、別途wifiやスマートフォンのテザリングが必要になる。
だが、それならスマートフォンで事足りないかと思う場面が多い。 小型PCでなくても様々な事が場所を選ばずスマートフォンで出来、PCを使う場は据え置きに近い場所になりつつある。
Surfaceのスタンドは膝の上で使いにくいが、それを苦にするユーザーの声があまりいない。実際は膝の上でとっさに広げるような用途よりは机の上のような落ち着いた場で使うなど、携行可能なPCの用途が変わりつつあるということだろう。