twitterを見ていると、社会格差の実在を感じる。また、格差を自ら拡大させている構図も伺える。
自分に都合の良い情報ばかり拾い上げて、それ以外は耳をふさいだり見て見ぬ振りする偏りがあって、情報源の中でも限られたtwitterの内容だけなのに、twitterのリツイートをしてネットde真実を知ったつもりになり、社会を語っているつもりになり、思い込みは訂正不能なまでに悪化していき、それが実生活での生活スタンスに転じていく。
社会のせいで自分たちは非正規雇用だ低賃金だと主張し、その主張に沿ったツイートを探しては出典の内容の真偽が不明だろうがリツイートするが、そんな生活から抜け出すための事はしようとしない。また、恵まれない生活から抜け出そうとする努力がそういったアカウントから語られることはないし、貧困や非正規雇用の不遇を主張しながらも、教育歴や仕事の能力が劣っている事での不遇かどうかは検証しない。
自分たちの仲間を見つけて自己の立場を正当化し、決してその立場から出ようとしたり、悪い要因を改善しようという意欲は無い。彼らは今後もこの言動を続けていくだろう。これは、今後窮状から抜け出す事はないという宣言である。
他の労働者とすぐ変えがきくような不安定な職種で、搾取に等しい条件で一生酷使され続ける。それによって、彼らがヘイトの対象としている層の安定した生活を支え、一生その立場を固定化していく。
twitterで不満をどれだけリツイートしようが、それは自分の頭から出た言葉ではない。従って、社会の意思決定をする層には声は届かないし、今の立場を抜け出すための動機にもならない。
今の生活をダラダラ続け、都合の良い待遇が降ってくれたほうが楽だろう。他を妬んで悪口を言い、邪魔をするには何のスキルも学歴もいらない。だが、彼らが憎んでいる対象は、どこかで何かしらの形でそこから抜け出す為の勉強なり、スキルアップなりをしている。その面を見ないで結果だけ欲しがっている。