めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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洗脳まがいのことをする者

自分と意見が合わない者がいたとき、どうするだろうか。そんな場合、無理に合わせる必要もないし、相違点をひたすらあげつらって対立する必要もない。そもそも、この世に全く思想から何から同一な者などいないのだから、多少の相違には文句を言わずにそれ以外の意見の合う点で付き合っていけばよい。

ところが、それが了解できない者がいる。これが社会活動を行う団体だと、思想に忠実か否かで組織内部であぶり出しと総括で徹底対立し、団体の分裂と敵対が始まる。主に原理主義的な左翼系の団体に多いケースである。それ以外に、個人でもこういったケースがある。この種の個人は他者に対する毀誉褒貶が激しく、ある時は絶賛していたのに目的のために利用できないと分かると途端に攻撃の先鋒に回る。

ところが、もっとひどいのがいる。そういった輩は相手の中身を入れ替えようとする。要するに洗脳である。

相手の個人的な事をいちいち聞き出しては、それをいちいち否定する。そして、根拠不明の内容を正答として押し付ける。これをあらゆる内容で行う。最終的には、何を聞いても望む答えを返してくるまでに相手の中身が入れ替わって、自分の望む思考を持った仲間に変貌するというわけである。こんな方法があるわけないと思うかもしれないが、この方法はブラック企業の新人研修や新興宗教の信者囲い込みでも用いられており、ある種の連中には常套手段とでも言える手法である。強引な尋問の合間に金品や豪華な食事提供で篭絡したり、人間関係で包囲して観念させたり、丸めこむ手法を駆使する。

もっとも、そんなことをしても相手の目はいずれ覚める。元の正気に戻って、奪われかかった常識や周囲との関係を取り戻す。周囲にそれがおかしいと指摘してくれる者がいたり、本人がはなから乗り気でないなどの理由でも心が離れていく。そして、薄気味悪いことを吹き込んできた者を警戒するようになる。そうすると、それを阻止するためのメンテナンスまがいの思想改造を定期的に仕掛けてくる。矢継ぎ早に次々と雑多な事を聞いてきては、いちいち否定を繰り返す。まるで、当初の計画に思考改造が間に合わないので急ごしらえを急いでいるかのように。

こうして、一層のことこの人物との会話が気持ち悪いという印象を逆に与えて、相手の警戒が高まる。そして、距離を置かれてしまい、敵認定されて攻撃対象になる。これの繰り返し。当の洗脳を仕掛けた本人はこの方法が完璧だと信じ込んでいるが、周囲からすると気味の悪いやり取りですっかり警戒されている。別に特定の思想を強制的に植えつけなければ他者と交流できないなんてことはない。そんな動きに接したら、全力で阻止しなければ、一生を乗っ取られる。