めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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「断る」は協調性と同等に重要なスキル

人付き合いをしていて、「こいつは離れないとまずいことに巻き込まれる」と直感的に気づく者がいる。様々な人たちに接しないといけない立場だと、どうしてもその種の連中にあたることがある。仕事上だと最低限の業務上必要な関係にとどめればよい話だが、プライベートに絡んでくると厄介である。

どう見ても悪いやつは最初から避ければよい。だが、そうではない者がいる。そういった連中というのは、最初は一見すると善意を持った善人を装って近づいてくる。対外的にもそのような体面を保っている。ところが、だんだんと関係が緊密になって相手のことが分かってくると疑問や違和感を感じる言動が目につくようになり、次第に向こうも正体を出してくるということがある。

最初は相手のおかしな面に気付かないで、付き合いが公的なものだけでなく私的なものにわたるようになったところで相手のソレに気付くものの、相手との関係が私的な部分に食い込んできていて関係を切りづらい立場に追い込まれて困ることがある。

本当は関係を断ってしまっても、腹を立てた悪人が囲い込んだシンパ共を巻き込んでうるさく騒いで、社会全体としては相手にされずに終わるだけなのだろう。だが、相手の申し出が反社会的なものだろうと、断ったら相手との関係を悪くするのではないか、自分の対応の悪さを責められるのではないか、そう心配して相手の思い通りになってしまう。

こういった者と関わって、まずいことになりそうだと気づいた時に、ズルズルと関係を続けないできっぱりと関係を断つというスキルが必要だが、それを身に着けていない者が意外に多い。人との強調を大事にしましょう、人との信用関係を大事にしましょう、そのように小さいうちから教育されてくると、協調や信頼関係を悪用された場合の動き方が想定できなくなる。

善と同じ数くらい悪は存在している。だから、いずれ悪と対峙する時は来る。協調性をはぐくむのが重要なのであれば、それとセットで毅然と断る社会スキルも必要だろう。