めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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何でもユダヤの陰謀

国際支配勢力なるものがあるらしい。いわゆる、世界中の事件は全てユダヤの陰謀であるという説の中核にある、謀略の立案機関の少数階層を言うのだが、その説自体が何かの陰謀であるように思える。
そもそも、大それた「陰謀」に直接的にユダヤの寡頭勢力が関わっているという因果関係がどこにも存在しない段階で、怪しげな説だけが暴走している。影で操っている形跡すらない。その状況で、どうして謀略をめぐらす機関の存在が取り沙汰されるのだろうか。
それだけ鮮やかなカモフラージュの手口を使える万能の勢力が存在すると仮定して、「世界を背後で操るユダヤ寡頭勢力」として何処の馬の骨ともしれない自称・歴史家なんぞに手の内を読まれて暴露されるものだろうか。
ユダヤの件の勢力と戦っていると自称する人がいるが、その勢力(が存在するとして)にとってその様な人物は相手になるまい。社会に実像を表していないのだから、勢力に関して何を言っても推測の域を出ない。そもそも、ユダヤの勢力から何を脅威に思われているのか。彼らが何の弱みを見せたというのか。
こう言うと彼らは、いや、それが連中の思う壷にはまる第一歩なのだ、謀略はそのようにして進行するのだ、とか言って、自説のヌカルミにはまっていくのだ。例の「ホリエの偽メール」の時も、ホリエとユダヤ系金融筋の投資会社とGeneral Motorsの業績不振と反日デモユダヤ寡頭勢力のモンゴルでの会合なるものを無理矢理絡めた自説(←何じゃコリャ)を掲げた怪しげな取り巻きが某党の首脳部に余計な進言をして、情報を混乱させ、党を崩壊寸前まで持って行ったという話が漏れ伝わってくる。このことが、冒頭の「陰謀説」が何か他の陰謀に見えるという言葉につながる。
彼らが大好きな物は万事を見通す悪魔の目、「ルシファーの目」だ。丸いものを見つけるとすぐに飛びつき、関連づける。日銀は最大の被害者である。「日」の字をかたどったマークは輝く悪魔の目であり、紙幣にはユダヤの指令がサブリミナル的に伝わるように刷り込まれているという。別に紙幣を眺めて我が身に何か起こった事は無いし、社会が紙幣から何らかの扇動を受けていると感じたことも無い。この説が正しいとすると、日の丸もマンホールの蓋も信号のランプも丸く、日常生活でサブリミナル的に目に触れるので、ユダヤの陰謀ということになる。とりわけ、我が皇軍の旗などは後光を放つ目とか言って不敬にいそしむことだろう。
そんなものと戦うならば、まずは日本を現実に食い物にして破壊を目論む、特定アジア諸国人やカルト宗教の悪行を徹底して潰せばよい。そうしなければ日本が滅んで、ユダヤの陰謀とか言っていられなくなるだろう。ユダヤから国を守るとか言っている連中が三国やら宗教やらの手合いなのではないか。
あと、私はユダヤ人との繋がりは無いので念のため。モンゴルでの会合にも同席したことはありません。当HPにはユダヤの暗号はありません。(C)2006