めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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村社会・岡山県赤磐市の暗部

流石に国会議員にはそういった手合いは少ないが、市議会や県議会などの地方議員レベルになると、なぜ選挙で当選したのか分からないような連中がいる。

狭い村の中で何千年何万年と見知った仲間同士で暮らし、近親相姦のようにお互いでウジウジと増殖しながら暮らしていくうちに血が濃くなって人間の品種がボケてくるのだろう。傍目から見ればどうしようもない状態だが、狭い村の中では閨閥同士の血が濃いサラブレッド扱いであり、狭い村の中の小さいパイを分け合う中では圧倒的に力を持った利権関係の上位者である。

だからこそ何をしても問題にならず選挙で当選してしまう。そして、村の中では何をしても許されるので、社会的に見ると許されないようなことを平気で行い、村の中では黙認されているがよそ者が報道することによって初めて問題視される。しかし、あくまで村の中では許される行為であるから、かえって報道するマスコミや問題視する住民のほうが敵視されて排除対象になる。

世論は辞職勧告すべきとなるし、そういったところへの配慮で形だけ議会が辞職勧告決議を発動することはあるが、本心はそうではないから本人も安心してこれまで通りの態度で議員の立場に居座り続ける。狭い村の中の利権関係を集めた選りすぐりの血統種に対して辞職勧告とはもってのほかだと考えている。

かくして、全国に議員の肩書にしては信じられないような行為を平気で行う者が散見されるのである。

岡山県赤磐市の73歳の市議が、大腸がん検査で地域の医療機関へ行き、マスク着用をするよう注意を受けたところ職員に対して暴言を吐いた上に便検体の入った袋を投げつけたというニュースが報じられた。ちなみに、赤磐市青春18きっぷ難所の一つである相生と岡山の間の4両編成で一日数本しか電車が走らない区間の一部である。

ボットン便所しかない赤磐市では畑の肥やしで便を投げる行為は日常風景なのだろうが、便を投げる行為が猿そのもので本人の容姿とあいまって猿になぞらえて批判する声や、痴呆の症状ではないかという声も見られた。この議員は議会から辞職勧告決議を発動されたが応じず市議に居座り続け、市長に対しても横着な口の利き方をしたとして注意を受けたことまで報じられてしまった。

暴言を吐いたのは何か月も前のようだが、その事実が報じられて以降ネットでは批判的な声があがり、さんざん辞職勧告を無視して議員を続けていたのにあっけなく辞意表明して市議を辞職してしまった。表向き反省しているようなコメントをしているが、報道の写真では本人はマスクを装着する際に鼻を出した状態で正しい装着をしておらず、反省のコメントはその場しのぎの形だけのものと思われる。

なぜ議員辞職したのかは不明である。議員の住所や電話番号は赤磐市のホームページで掲載されており、過去の辞職勧告決議を発動されて無視していた期間中にも抗議の電話や手紙や直接訪問はあったに違いないし、それが今回ネットのニュースで取り上げられたくらいで激化するものでもなかろうし、所詮は彼らよりは下の存在であるよそ者が何か言っている程度で一笑に付して一蹴して終わりだろう。それほどのふてぶてしい輩だからこそ市議に居座っていたのである。

これは筆者の推定であるが、暴言を吐いた医療機関の職員が狭い村社会の中の利権サラブレッドのさらに上位の立場の者の係累だったため、地域の大物からの圧力に恐れおののいて辞めたのではないだろうか。あるいは、この市議の子供や孫が狭い村の中で後ろ指をさされるとせっかくの利権ヒエラルキーから何千年何万年も笑いものにされるという打算が働いたのかもしれない。

もちろん、よそ者の指摘は無視すればよいとは言っても、村社会に栄養を与えている利権のほとんどは税金で交付される公共事業予算であるから、土建利権であれば外部のそういった筋からの圧力には容易に屈するかもしれない。国の補助金を打ち切れば赤磐市など即刻滅ぶ。

辞職して一件落着ではなく、その辞職の背景にも陰湿な村社会の闇が広がっているのである。