めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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YouTubeに容姿差別広告があるんだってサ

Youtubeの容姿差別の動画広告をなくすべきだという主張をしている一部ユーザーがいる。

くだらない広告で、漫画の紙芝居のような動画広告で、きわどい恋愛のような内容が進行していくと容姿が原因で失恋して、その巻き返しのために特定の減量サプリメントエステや脱毛サロンなどが登場するという内容である。

Youtubeはアップロードされる動画に対しては言いがかりまがいの検閲をつけて、それに対する抗弁の機会すらも無いというのに、一方で動画広告の内容に対しては無審査でとんでもないものが平気で流れている。かといって、特定の広告が容姿差別だからといって表示しないとか受け付けないというのも検閲に該当するわけだから、安易にこういった運動に賛同するわけにはいかない。

ところで、こういった動画広告と時を同じくしたように、似通ったトピックで別の画風の紙芝居風に展開する漫画動画のアカウントがあちこちに乱立している。そして、くだんの動画広告はそういった動画と作風も出演者も雰囲気が似ている。

勘ぐってみると、こういった漫画アカウントの総元締めに容姿差別広告を配信している広告代理店がいるのではないだろうか。そして、本体の動画か広告動画か区別がつきにくいようにたくさん漫画紙芝居動画を配信して、広告枠でどさくさに紛れてくだんの動画広告を配信するわけである。そうすれば視聴者は広告を抵抗なく視聴してくれて、それが動画広告だと気づいた時には広告収入なり宣伝効果なりが得られているというわけである。

こういった動画広告が出てきても相手にしない、購入しない、利用しないならば広告出稿する費用が無駄になるだけで企業には損失しか生じない。一方で大騒ぎをすることで、例えば肥満とか薄毛とか体毛とかは本来劣等感を持つべきものであるが口にして指摘してはいけないという価値観を社会的に共有させ、かえって外見蔑視の風潮を固定することになりかねない。

また、相手に対して不快感を与えるようであれば、外見蔑視は許されないとか差別だとか喚いたところで、他者に対して不快感を振りまいている人物は集団の合意として無言で排除されることだろう。その場に合わない格好とか、その場に合わない言動、どう見ても相手が不快に思う臭気とか、いくらでも不快感は共有される。

そういったものを相手に抱かせないように身だしなみとかマナーとか言われているわけである。そこで安易に容姿差別という言葉を振りかざす行為は、結局身勝手をするから許せと押し付けているに過ぎないのではないだろうか。これからも容姿差別は相手を判断する材料として残り続けるし、署名で解決する問題ではない。