めぐろぐ

飛行機は初代塗装の日航DC-8が好きです。ちなみに飛行機の話題はゼロです。日常生活の雑多なことを記載していきます。

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ネットゲーム禁止しても非行続く香川県

香川県でネット・ゲーム依存症対策条例が可決された。反対論が多い中で無理をしてでも可決したかった事情があったらしく、自作自演のような県民の声がその条例にだけたくさん寄せられて、ほかの県の政策には全く意見がないという異常な状態も見られた。香川県が条例成立を急ぐ理由はよくわからないが、考えられるのは県内の学力低下や青少年非行や若年層の人口流出だろう。しかし、その原因をネットやゲームに求めるのは無理があるのではないだろうか。

そもそも、香川県は県内に高等教育機関香川大学程度しか無く、全国的な大学の立ち位置も微妙なために県内で大学受験を希望する若年層は高校卒業後は県外に流出してしまう。ネットやゲームが行き渡る以前からその状態であり、逆に言えば元々香川県内の学力の程度は低く、多くは高校卒業後に就労し、残りのごく一部の層は県外に活躍の場を求めることで高等教育機関への需給バランスが取れていたということだろう。

高校卒業後に就労、しかも大した企業が進出していない香川県では地元就職するにしても親族の企業やチンピラが仲間のつながりでやっている企業くらいしかない。女性は20代の間に結婚し、夫婦で軽自動車にジャージというチンピラまがいの格好で郊外のロードサイドのホームセンターやショッピングモールに繰り出すのが彼らに確定している将来である。これはネットやゲームが浸透する以前からそうであったし、ネットやゲームを禁止したところで無くなるものではない。

香川県学力低下や青少年非行の原因はネットでもゲームでもなく地域の体質だろう。

閉鎖的な村社会でお互いを監視し合いながら、抜け駆けと彼らが判断したものに対しては足を引っ張って安心感を得る田舎特有の体質が香川県の老若男女全体に行き渡っていることに原因がある。そして、地域衰退の原因をネットやゲームのせいにしているからこそ無理やりにでも条例を成立させたいのだろう。情報を遮断して閉鎖空間にすれば、香川県の外にも世界が広がっていることを子供たちが知らなくて済む。囲い込めば人口流出せずに純粋培養できると踏んでいるのだろう。